Which do you choose…？ (ページ23)

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帰り道、いろんなことが頭を巡ったけど
それでも臣を信じようって
その言葉を繰り返した。

ｶﾞﾁｬ

「…あれ？臣、帰ってるの？」

ﾘﾋﾞﾝｸﾞに行くと
臣がｿﾌｧｰで寝ていた。

いつもと変わらない愛しい寝顔に
少し安心した。

「臣。風邪引くから、ベットで寝よ？」

『ん…、おかえり。』

一瞬開いた目はすぐ閉じられて
手探りで抱き締められた。

「臣？ベットで寝ないと。」

『…舞、待ってた。一緒に寝よ？』

さっきまで元カノといたの？

どうして今日はそんなに甘えん坊なの？

いろいろ聞きたいけど飲み込んだ。

「お風呂入りたいし、先に寝てて？」

『やだ。 …仲良くしよ？』

さっきまで子供みたいな眠そうな顔だったのに
一気に色気を纏った表情に変わり
ベットまで手を引かれた。

なんとなくだけど、
ｷｽから伝わる気持ちが切なさを感じて
愛を確めて、求められている気がした。

『っはぁ、もっと舞で満たしてっ…』

「おっみ、愛してっるっ…っ愛してるっ」

いつもと違う愛し方が

私をしっかり求めているとわかった。

臣、今辛いんだね。

私ね、ちゃんと待ってるから

ここで待ってるから

絶対私のところに戻ってきてね。