幸せな生活が、崩れ……なかった2【undertale AU】

過去編　気づき ページ35

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私は、2歳年下の妹がいたんだ。
小学生の時はケンカをしたときもあったけど、すぐに仲直りしていて、普通に楽しかったんだ。
その中で少し事件が起きてね。

『やった!今回のテスト、90点とれた!』

妹「うぅ…86点……」

母「ふたりとも凄いわね。今日は特別に、二人の好きなものを買ってあげるわ!」

父「そうだな。ふたりとも頑張ってるしな。」

「『ヤッター!!』」

こうやって、私達はおもちゃとかゲームを見に行ったんだ。
そこで、少し…喧嘩しちゃったんだ。

『お母さん!このUndertaleっていうゲームやってみたい!』

母「いいわよ、Aちゃんはこれね。
煌梨(きらり)ちゃんはどうする?」

妹「私はおもちゃにする。あのお人形さん買いたい！」

『(あれ?煌梨もゲームにするって言ってたのに…)』

妹の名前は煌梨って言うんだ。
可愛い名前だよね。…え?そんなことない?そうかな…じゃなくて…!
それで、このお店に来る前に車で何買うか話してたんだよね。ダジャレ言ったからって嫌な顔をしないでくれないかな?
んで、その時に煌梨とこう話したんだよ。

『煌梨は何買う?私はゲームを買いたいなって思ってるんだ!』

妹「私も!ゲーム買って一緒にやりたいな!」

『お父さんとお母さんと一緒にやりたいね!』

妹「そうだね!」

この時はこんなに優しかったのにな。
2歳年下でも何を考えてるのかわかんなかったし、今でも何でこんな関係になったのかが分からない。
……それで、私は後で聞いたんだ。

『何で、ゲーム買わなかったの?
一緒に買うって言ったよね？』

妹「気が変わったの。このお人形さん可愛かったから。」

『そっか……そうだよね、その人形かわいいもんね！』

この時は純粋に気が変わったんだなって思ったんだ。
それからは、勉強で良い成果を出したらご褒美として何か好きな物を買ってくれる習慣が身についたんだ。
何回も妹が気が変わったからって言うから、流石に私も気がついてさ。

『本当に気が変わったからなの？
毎回同じ理由で私と同じの買わないよね?』

その時は、私が悪かったのかもしれない。

妹「別にいいでしょ？私は猫みたいに気まぐれなの!」

そのまま、何も言い返さなければよかった。

『猫みたいに気まぐれだとしても、度が過ぎてるよ?』

何で…何で私は……









あんなことを言ってしまったのだろうか。

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