・17 ページ17
片桐side
今日はクリスマス
A「お兄ちゃん!メリークリスマス!」
片桐「メリークリスマス、A
ほら、プレゼント」
A「わぁ!
ありがと!」
俺がAにあげたのは、ピンク色の豹柄のカチューシャ
もう4年生なわけだし、あまりゴテゴテしたのは好まないと思ったが、柄がついてた方がいいって聞いて相良と選んだ
完璧あいつの趣味じゃねぇかと思ったが、どうやら気に入ってるみたいだ
片桐「気に入ったか?」
A「うん!」
ニコニコの笑顔でカチューシャをつけるA
A「あ、そうだ!
これ、お兄ちゃんに!」
そう言って渡されたのは押し花
A「本のしおりに使ってね!」
片桐「あぁ、ありがとな」
本なんか普段読まねぇから、漫画のしおりになっちまうな
片桐「あと、これは相良から」
相良からは、ピンク色のワンピース
これ買うのに苦労したとか言ってたなぁ
A「可愛ぃー!」
片桐「それ着て、相良にプレゼント渡しに行か?」
A「うん!」
着替える!と言ってワンピースとカチューシャを持って部屋に行ったA
A「じゃーん!」
可愛い?とクルッと回ってみせる姿はあまりにも可愛くて悶える
A「お兄ちゃん、大丈夫?」
片桐「あぁ、大丈夫だ、
似合ってるな、」
A「ほんとに!?
やったー!」
片桐「じゃぁ、行くか
ちゃんとコート着ろよ」
A「うん!」
コートを着てマフラーをして手袋をして
完全防備のAと手を繋いで相良の家に向かう
チャイムを押すと、キダルげに出てきた相良
相良「あ?なんだ智司か」
A「メリークリスマス!猛くん!」
相良「よぉ、A
メリークリスマス」
A「見てみて!
ちゃんと着たよ!」
嬉しそうに服の報告をするAに相良が胸を抑えて何度も頷いた
相良「俺正解……
A、似合ってんなぁ」
A「お兄ちゃん!似合ってるって!」
片桐「良かったな
ほら、渡すんだろ?」
A「うん!
はい、猛くん!」
相良に渡したのも、俺と色違いの押し花だった
相良「おー、わざわざあんがとよ」
A「どーいたしまして!」
クリスマスって凄いな
Aがほんとに天使に見えんだ
日頃から天使だけどな
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツキウサウナギ | 作成日時:2019年12月20日 23時