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しばらくして戻ってきたヤスダの手には白いお皿に苺とサンタさんが飾られてある1人分のショートケーキが乗っていた
｢はい！メリ〜クリスマス〜！｣
｢私に？！｣
｢あと誰がおんねんな、良かったら食べていって｣
｢いいの？｣
｢うん。お客さんがくれたやつね｣
｢いや食べにくいわ｣
｢フフ、俺ら2人じゃ食べきれへんから手伝って、って事で｣
ヤスダが少し顔を近づけヒヒッと悪戯っ子のような顔で微笑む。
｢あ、お酒変える？甘いモンに合うやつ作るわ｣
｢まだ残ってるし大丈夫だよ？｣
｢絶対こっちの方が美味しいから｣
そしてさっきまで私が口を付けていたグラスをヒョイと手に取りそのままグラスを傾けて口を付け一気に飲み干した。
あまりに自然な流れすぎて、時間差で恥ずかしくなってくる。
何食わぬ顔で新しいお酒を作っているヤスダをあまり見ないように黙々と目の前のケーキを食べ続けた。
｢ケーキ美味しい？｣
｢… え？美味しいよ？｣
｢めっちゃ真面目な顔して食べてるから｣
いい歳して、関節キスされて妙に意識しちゃってアンタの顔が見れないんだよ、なんて言えるわけないじゃんバカ。
軽く気付かれないように睨んでやるとタイミング悪く目が合って、何故か微笑まれた。
完全にペースは掴まれた。
心の中で頭を抱えているとお酒も出来上がったらしく、結局ヤスダも飲むことになりそこからは2人でしょうもない事を話しながら笑いあった。
まるで前から知っていたかのような感覚。
彼は私に絶対的な安心感を与えた。
彼の整った口元が動くだけで、彼の顔に似合わないゴツゴツとした手がグラスを捕らえるだけで、私は既に無意識に酔ったような感覚に陥ってるんだ。
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わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年7月10日 1時) (
レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
寧々(プロフ) - とっぽっぷさん» コメントありがとうございます！そんなことを言ってもらえて本当に本当に嬉しいです！これからも頑張りますね(^^) (2017年2月25日 22時) (レス) id: 232e24a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
とっぽっぷ - かっこいいヤスくんにどんどん飲み込まれてくのが悔しいけどドキドキ！みたいな！させてもらってます(〃п〃) 更新ふぁいとです！ (2017年2月24日 8時) (レス) id: 8670bf754b (このIDを非表示/違反報告)
寧々(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さっている様でとても嬉しいです！！これからも頑張りますね(^^) (2017年2月20日 22時) (レス) id: 232e24a4a7 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とっても面白いです！バーテンダー、ヤスダくんかっこよすぎて毎日ときめいています 笑。これからも更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2017年2月19日 18時) (レス) id: 005b2bfdb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧々 | 作成日時：2017年2月8日 23時
