ぼくらの日常２

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光side

涼介＞お片付け？

光＞うん。踏んじゃったら痛いから、全部拾ってから
戻ろうね。

涼介＞はーい。

撒いた豆を片付け終わったら、残った豆を食べるんだ
よね。

宏太＞とりあえず10個ずつね。もっと食べたかったら
まだたくさんあるから、後から取って食べて。

本来は年齢の数らしいけど、不公平になるといけない
から、って薮さんが特別ルールを作ったの。

ぽり、ぽり、ぽり…

炒り大豆だからぽりぽりした食感で、つい手が止まら
なくなるから、あっという間にお皿は空っぽ。

光＞もうちょっと食べていい？

宏太＞良いよ。喧嘩にならないようにね。

薮さんはそう言うけど、まだたくさんあるからみんな
で食べても食べきれないと思う。

光＞涼ちゃんも欲しい？わかった、お皿ください。

涼ちゃんはパーの手をこっちに向けてくる。なんだろ、じゃんけんに勝たなきゃもらえないって思ってる？

光＞じゃんけんしなくて良いよ？

大貴＞光くん、それはパーじゃなくて５個欲しいって
意味なんじゃない？

涼介＞ん、５個！

光＞あぁ、５個ね！

一緒に数えながら豆を５個入れてあげると、嬉しそう
に「ありがとう」って言ってくれた。

光＞美味しいね。

涼介＞ふふ、美味しいね。

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