―普段の日常と小さな変化― ページ3
‐Aside‐
ん...朝か...兄さん達はまだ寝てるだろうな...。
私が拾われてから8年が経った。
私は今現在、高校生だいわゆるJK...って言うほど華やかでも無いけど...。
A「おはよ、母さん」
松代「あら、おはよA」
お味噌汁のいい匂い...食欲をそそる。
兄さん達は昼まで起きてこないから朝から会うのは母さんと、1人の兄さんだけ...
おそ松「ふぁ...おはよA」
A「おはよ、おそ松兄さん相変わらず凄い寝癖だね？」
そう、おそ松兄さんは毎朝起きてくれて私が学校へ行くのをお見送りしてくれる。
そんな些細な優しさをくれる、兄さんが私は好きだ。
おそ松「毎日、こんな朝早くから大変だねぇ...兄ちゃんなら3日で学校行けなくなるよー」
笑いながらも冗談を言って、一緒にご飯を食べてくれる
A「学生だからね、しょうがないよ...」
朝だけは、おそ松兄さんを独り占め出来る。
それだけで嬉しい。
A「よし、ごちそうさまでした、そして行ってきます！」
松代「いってらっしゃい」
おそ松「気をつけて早く帰って来てなー？兄ちゃん待ってるよー？」
これが、私の日常。
おそ松兄さんの優しさに触れる度に...胸が締め付けられる。
この気持ちは何だろ...
おそ松兄さんを独り占めしたい...
何かの本で読んだことがある...独占欲が働くのは好きな人を独り占めしたいから。
なんにも無い日常に、少しの変化が起きた...
A「私...おそ松兄さんが...好きなのかもしれない...」
思ってはいけない感情。
義理の妹だから恋しても大丈夫？
いや、私が10歳の時から一緒に暮らしてるんだもん...
A「恋愛対象になんて...見られるわけないじゃん...」
私はこの感情(おもい)に蓋をする事にした。
絶対に、だれにも見せてはいけない...バレちゃだめ。
私は義妹(いもうと)で、おそ松兄さんは義兄(にいさん)叶うはずがないんだ...
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作者名：桎梏 | 作成日時：2017年5月18日 7時
