・狂戦士のおつかい�� ページ7
玲王「どうだ？乗り心地は」
『ﾄﾃﾓ､ｲｲﾄｵﾓｲﾏｽ……』
玲王「なんでカタコトなんだよ(笑)」
『だ、だって……こーゆーのに乗るの初めてだから、どういう座り方すればいいかわからなくて……』
千切姉弟にお世話になった後は家に帰る予定だったが、御曹司はこの機会を逃したくないようだ。
玲王が持つグラスに入っている高級葡萄ジュースがワインに見えて仕方ない。
『あのさ、一度私を家に帰してもらうことって……』
玲王「ん？」
『……私を一度家に帰らせ』
玲王「ん？」
『…………わた』
玲王「よく聞こえないな」
なぜか彼の笑顔からとても圧を感じる……怖い。
しばらく無言になっていると、玲王が口を開く。
玲王「……そんなに俺の家嫌なのかよ」
『(あれ、なんか……ヘラってる⁇)』
玲王「別にお前が本当に嫌なら家まで送るけど……」
『(あ、拗ねてるだけだ。よかった)』
玲王「…………で、どうなの？」
玲王くんはいい人だ。
だから、話せばきっとわかってくれるはず……
—————————
玲王「お邪魔しまーす」
『適当に座って時間潰しててほしい！
１時間で終わらせるから‼︎』
玲王「お、おう……」
どうしても洗濯物や掃除などの家事を片付けないとやばい、ということを玲王に詳しく話した。
「自分でやる！」と、強く主張することがポイント。
そして無事、家に帰れた私です。
『お茶どうぞ。あ、お菓子も適当にどうぞ！
それと今から掃除機かけるからうるさくなるよ』
玲王「な、なあ、俺も何か手伝うけど」
『大丈夫！ありがとう‼︎』
溜まった洗濯物を洗っている間に、掃除したり、次に使う仕事道具をスーツケースに詰め直したりする。
忙しなく家中を駆け回るAを見て、自分も何かしら動いたほうがいいのかと焦る玲王。
でも、こういうのはこだわりがあるからな……うん。
〜約１時間後〜
ドンと膝から崩れ落ち、四つん這いになるA。
玲王「おいA！大丈夫か⁉︎」
『……終わった』
玲王「え？」
『ごめん、３回だけ頭撫でてもらっていい？』
玲王「こ、こんな感じでいいか……？」
言われた通り、頭を優しく3回ほど撫でる。
『待たせてごめんね！よし、行こうか‼︎』
数秒前とは見違えるほど元気になったAは、急に立ち上がって玄関に向かった。
◉凪 誠士郎/御影 玲王 ~宝物と友情~→←１６，To be continued …
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ネムノキ(プロフ) - LiLiさん» コメントありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが、本編を更新いたしましたのでぜひ！番外編もよろしくお願いします♪ (4月21日 22時) (
レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi(プロフ) - ネムノキさん» 青い檻のバーサーク6の方も楽しみにしてます!!めっちゃ面白いんで頑張ってください!! (4月1日 21時) (レス) id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
ネムノキ(プロフ) - コメント欄にて失礼します！長らく続きを出せず、申し訳ありませんでした！近いうちに氷織＆烏編を一気に出すのでお楽しみにしていてくださいm(__)m (3月26日 23時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネムノキ | 作成日時：2024年2月8日 0時
