９， ページ17
玲王「好きなだけ食っていいぜ！」
Aと誠士郎は開いた口が塞がらなかった。
なぜって、目の前に……
玲王「和食・洋食・中華の一流シェフを呼んで、超豪華ビュッフェディナーだ！」
誠士郎「うわ、ドヤ顔しちゃってるよ」
『わ、わ〜……す、すご〜い……』
玲王「ちょうど運動して腹減ってるかと思ってさ。
先に風呂がいいなら、そっちでも全然いいけど」
誠士郎＆A「『いただきます！』」
すごいな、玲王くん。
今日は私たちが来ているということもあって、家族とは別に食事をとるらしい。
玲王「よし凪、お前が食うやつは俺が取ってやるよ」
誠士郎「いや、自分で取りに行くからいい」
玲王「え、お前なんか珍s」
誠士郎「A〜、一緒にビュッフェとりにいこ〜」
『いいよ〜！全種制覇しちゃお〜！』
——————そういうことかよ、凪。
俺とAが2人きりになるのを防ぎたいのか。
玲王「凪、無理しなくていいんだぜ？
(俺がAと談笑しながら取りに行ってやるから)」
——————ふーん、なるほどね、玲王。
俺に世話焼いてるように見せてA独り占めしたいわけね。
誠士郎「別に、無理してないけど
(玲王にAの時間渡してたまるかっての)」
誠士郎と玲王の表情は普段と変わらないまま、目を逸らすことなく火花を散らす。
逸らした方が負けだ、絶対逸らすもんか。
『(あ、まだバチバチやってる……
もう取れるだけのビュッフェ取ってきちゃった……)』
—————————
『……御影さん』
玲王「ん、なんだ？」
『……そんな見られると、食べづらいです』
玲王はしっかり夕飯をとり、デザートとコーヒーをゆっくり堪能する。
誠士郎「てゆーか結構食べるね、A」
『どれもすごく美味しいんだもん』
誠士郎「俺のステーキひとくち食べる？」
『んーん、てゆーか誠士郎くんも食べなよ』
誠士郎「めんどくさぁ……」
御影玲王、美味しそうに頬張って食べるAの姿が可愛くて見惚れてました。
しかもマナーまで完璧とかマジ推せる……うん好き。
誠士郎「A、あーんして。
そしたらちゃんと全部食べる」
『あはは、いいよ〜……はい、あ』
玲王「いっぱい食えよ凪‼︎‼︎」
玲王はAを遮って、慌てて誠士郎に“あーん”をする。
これでAと玲王の平和は守られた……(？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネムノキ(プロフ) - LiLiさん» コメントありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが、本編を更新いたしましたのでぜひ！番外編もよろしくお願いします♪ (4月21日 22時) (
レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi(プロフ) - ネムノキさん» 青い檻のバーサーク6の方も楽しみにしてます!!めっちゃ面白いんで頑張ってください!! (4月1日 21時) (レス) id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
ネムノキ(プロフ) - コメント欄にて失礼します！長らく続きを出せず、申し訳ありませんでした！近いうちに氷織＆烏編を一気に出すのでお楽しみにしていてくださいm(__)m (3月26日 23時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネムノキ | 作成日時：2024年2月8日 0時
