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お姉さんを起こさないようにベッドから抜け、朝の支度をする。

 身支度が終わったら、今度は朝食を人数分作る。
 栄養バランスと味、見栄えも重視して……


豹馬「ん〜……姉ちゃん、早くね……」

 寝ぼけた豹馬くんが目を擦ってやって来た。


 『おはよう豹馬くん。
 今7時だけど、もう少し寝てても……っわ』

 一度調理する手を止めて、豹馬くんの元へ行くと急に抱きついて来た。

 多分寝ぼけて夢との区別がついてない。

豹馬「なんだAかよぉ」

 『(寝起きだから少し声掠れてる……)
 まだ寝るなら寝室に……』

豹馬「Aも一緒に寝よ〜ぜ〜」

 『それはできない……
 あの、そろそろ離してほしいな』

豹馬「やだ、お前も寝るの」

 早くしないとパンが焦げちゃう!
 早く解放してくれ!

 と、対応に困っていると目の前の豹馬くんがフッといなくなった。

 『えっ……』

 千切豹馬の姉が豹馬くんに突進して押し倒していた。


千切姉「Aちゃん豹馬に何もされてない⁉︎」

 どうやらよからぬ事をしていると勘違いしたらしい。


 『寝ぼけた豹馬くんに寄っ掛かられただけです。
 おふたりは怪我ないですか?』

千切姉「よかった……ほら、豹馬起きて!」

豹馬「ん〜……まだ寝る……」

千切姉「Aちゃん死んだミミズを蔑むような目で見てるわよ(嘘)」


 そう言うとパッと起きる豹馬くん。

 なぜか理由を聞いてみると、

豹馬「だってその目ってアレだろ……
 イガグリと今村が変態発言した時の眼だろ……?」

 それが嫌でパッと起きたらしい。

 —————————


豹馬「ほんとに悪かった」

 『大丈夫(笑)
 私も寝ぼけてアンリちゃんに土下座したことあるし』

千切姉「なにそれ(笑)」

 3人で食卓を囲んで出来立ての朝ごはんを食べる。
 あたたかいし、とてもおいしい。


千切姉「しばらくAちゃんに会えなくなっちゃうのかぁ……」

豹馬「俺はまた“青い監獄(ブルーロック)”で会えるけど」

千切姉「いいなぁ。私もブルーロック行こうかな」

豹馬「やめとけって。多分姉ちゃんすぐ不合格(ファック・オフ)だから」

 『あ、マネージャー興味あったらぜひ!』

豹馬「勧誘やめい」


 Aはとても嬉しそうな顔をして笑った。

 やっぱりAに哀しい顔は似合わない。

12,→



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ネムノキ(プロフ) - LiLiさん» コメントありがとうございます!長らくお待たせしてしまいましたが、本編を更新いたしましたのでぜひ!番外編もよろしくお願いします♪ (4月21日 22時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi(プロフ) - ネムノキさん» 青い檻のバーサーク6の方も楽しみにしてます!!めっちゃ面白いんで頑張ってください!! (4月1日 21時) (レス) id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
ネムノキ(プロフ) - コメント欄にて失礼します!長らく続きを出せず、申し訳ありませんでした!近いうちに氷織&烏編を一気に出すのでお楽しみにしていてくださいm(__)m (3月26日 23時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネムノキ | 作成日時:2024年2月8日 0時

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