男 or 女 4

169 剛典side ページ27

さっきからステージを見てる人が気になるんだけど…




HIROさんと談笑してる２人…


その談笑に入って行く海君が
女の子に抱きつき頬にキスをした…


海君の彼女か？
その行動に苦笑いのHIROさん…



隆二『岩ちゃん何見てんの？』


隆二さんが俺の隣に並び
俺と同じ方向を見た…



隆二『……あーーーーーっ！？』


いきなり大声を上げた隆二さんに
周りのメンバーまで集まって来た…


エリー『な、なんすか！？』

広臣『隆二…お前、喉ヤベーよ？』

直人『なに？どーした！？』

直己『問題か！？』

健二郎『なんや！？』




ステージから急いで降りて３人の元にダッシュで向かった隆二さんを追いかけるようにメンバー全員がHIROさんを含む４人を囲んだ…



隆二さんが海君から女の子を引き剥がした…



HIRO『今市…お前は……』

蓮『感謝してよ？こんな姿見れないんだからww』

海『あーーー、先輩ひどい！！』

隆二『なんで！？なんで！？』



キョトンとしたメンバーに海君から紹介された女の子…



海『知ってるでしょ？Aだよww』

A『どうも…』

隆二『ダメ！可愛すぎる！』




ちょっと…ストップ！！
可愛すぎる♡俺…諦めつかないんだけど♡



広臣『A…やっぱ、隆二じゃなくて俺にしろってww』

隆二『は？ダメ！俺の！！』

直人『え！？隆二の勝利！？』

直己『へぇー…』

健二郎『そうなん？』

エリー『A可愛いよ！』

蓮『今市さんと付き合うのか？』

HIRO『恋愛は、自由だが…週刊誌には、気をつけてもらわないとな』




いっせいにAを見た男衆



A『な、なんでこっちを見るんですか…？』


そう言って隣にいた海君の後ろに隠れたA…



隆二さんを選んだのか…。
臣さんがそうやって言うって事は…
でもこの臣さんの強気な発言…


臣さん…引かないつもり？




海『ねーちゃん…先輩と付き合うの？』

A『わ、わかりません！』

蓮『あ？違うの！？』

A『う、うるさい！！』

蓮『顔真っ赤じゃん！ww』

海『先輩の事すきなんでしょ？』



すげー兄弟……



広臣『認識させるのやめて。勝ち目なくなるから』

海『俺は、臣さんの方がいい！』

隆二『は？おい海！！』

海『先輩こえーもん』

蓮『言えてるww』

隆二『あ？』






そんな俺らを見てる奴がいるなんて
この時は、誰も思わなかった……。






こんなにも長い１日になるなんて思ってもなかった…








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