バツ恋２

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貴女side








うわぁ……

なんか今の岩田専務の笑みは、恐怖なんですけど。







さらりと言い退けた岩田専務との
打ち合わせはここで終了した。





“ だって俺忙しいし。”





これで終了。






“ あとは社長に聞いてね ” と。









オミさんが会社に戻る時に
ブツブツ文句を言ってた。







『 俺ら来る意味あったのか？ 』と、さっきからそればっかりで。私だって同じ意見なんだけど。

来る意味なんて全くないんじゃないかっと疑問にも思う。









．









『 ………愛人？』



「 ……はい？ 」



『 岩田専務のコレ？ 』







小指を立てたオミさんは、ニヤニヤと変な笑みを浮かべた。







……んなわけなかろうが……。








『 ……ちょっとはジョークに乗れよ。』



「 あれ？顔に出てました？ 」



『 ゲスの極みとでも言いたそうな顔してた。』



「 お？正解です！ 」



『 うれしくねーし！ 』









岩田専務は女性の影すらない人だもんなぁ〜。
奥様一筋です！！って感じで。
お店に来た時も接待の時だったはず。
お店に来た時は、奥様のことを自慢げに話す人だった。







……だから私も話たんだろうか……。






“ いつか夫と一緒に仕事ができるかもしれないですね ”




“ その時は、よろしくお願いします。” と。









……多分そんな話をしたはず。
愚痴ることもなくお互いが伴侶の自慢話をした記憶がちょっとだけある。









……もしかして、、、







それで？









『 ……てんの？ 』









あぁー、、、、それでか……








『 聞いてんのかって！ 』


「 ……はいっ！？ 」







耳を引っ張られて、いきなり大きな声が直で届いた。









そして次の言葉にフリーズする。









『 社長が呼んでる。』









．









『 なんで俺は呼ばれてないんだ？ 』









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