Gray Zone３

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剛典side








『 なにこれ…… 』


『 何待ち？ 』


「 さすが、あの２人。」




今子に臣子と両手に花の状態で、BLUE PLANETへ向かえば……長い行列。





さすがとしか言いようがないな……あの２人……。







《 あの子可愛いすぎだろー 》

《 毎日来て口説くか！ 》





って声に少々イラつきながら、行列を無視して、BLUE PLANETの店内に入って行った。



店内は、通路よりも少し静かでいつもの雰囲気なんだけど……







《 お姉さんかわいいねー。》


『 ありがとうございます。』


《 彼氏いるの〜？ 》


『 いますよー。』






口説かれてるミニスカートの俺の彼女。



後ろから、抱きしめたい衝動に駆られて手を伸ばそうとしたのに、、、






オミさんからの『 おい、手伝え 』って。




今子は、奥で帳簿付け。臣子は………今子と奥に消えた。







手伝えって言っておきながら、臣子とどこ行くんだー！！ww





これは……奥に何かあるんだろうな……。









隆二
『 岩、裏にギャルソンの腰巻あるから巻いてこーい。』




半円形のカウンターには、前髪の隆二さん。
……隆二さん、、、印象が全然違うっしょ。




行列の相手をして、並んだお客さんに もう提供できる酒がないことを伝え、残ったお客さんの相手をAさんと隆二さんと応対してると……




メガネの今子がノートパソコンを持って、2人掛け専用スペースへと移動した。





ちらりと覗くと、肘掛兼テーブルにパソコンを置き、ソファに保たれる今子…






隆二さんの背後からこっそり近づき……




「 今子……やばい 」と言えば、隆二さんがグラスを２つトレーに乗せ、2人掛け専用スペースへと向かった。






店内に残ったお客さん数名を俺と岩子が相手。テーブル席のお客さんを勝手にカウンター集まらせて、




「 この子、俺のなんで口説くの禁止 」っと伝えた。
張り紙でもしとく？？







つーか……俺も客なんだけど！！







BLUE PLANETがまさかの23時で閉店。








酒切れって、ある？？
どっかの軍団が来た時に起るとは、聞いてたけど、、、




最後の客を見送ったAさんが店内に戻って来ると、俺を見てニコッと微笑んだ…。






『 似合うね。』


「 でしょ。」






どうせ、あの2人ともいいことしてるんでしょ。




って思ったら、隆二さんと今子がひょこっと顔を出した。









隆二さん……やっぱり不能？





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