Gray Zone３

1 ページ1

剛典side






初めてその人に会ったのは

俺が強 姦 未遂をしそうになった日の夜。



彼氏と待ち合わせしてる、俺の好みの女性。









仕事の取引担当まで変えてもらって、その人に近づいた。





女なんて優しい言葉をかければ、ホイホイ付いてくる。







仕事のトラブルで給湯室で泣いてるの見かけて、




俺の中では、





【 チャンス 】





そう思った。





電話番号を交換して、


居酒屋で飲み倒して、





いつもの流れに持ち込む。









俺の腕の中で淫らに乱れて…









朝、目が覚めると罪悪感で顔を真っ青にした。









それでも何度も逢瀬を重ねた。








弱みに付け込んだ…。






卑怯だろ？






知ってる。







だから今……、









「 こうして悩んでるんじゃないですかーー！！ 」



行きつけになったBLUE PLANET。


オーナーのオミさんとバーテンの隆二さんに今日も懲りずに相談中。






隆二
『 ………今、俺、それどころじゃねーんだよ… 』


広臣
『 ……俺も。つーか来んなっつったじゃん。』






イケメンが両手を付いて悩む姿なんてレア。
いつもニコニコ、ニヤニヤした２人が完全に落ち込んでる。







隆二さんの方は、『 避けられてんのかな？ 』やら


オミさんの方は、『 認められるってどうすりゃいいんだよ… 』って。








「 それより！！俺は、どうすりゃいいっすか！！ 」


隆二
『 自業自得 』


広臣
『 しらねーよ。』






あーーーーーーー、、、




このイケメンに相談したら解決すると思ったのにーー。









．

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す