Gray Zone３

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広臣side








『 いい顔してんねー。』




隆二の一言でトイレに見に行けば、
頬にくっきり残った時計の跡。





「 マジかよ…… 」









．







岩子
『 ……ぷっ、、 』


隆二
『 ほれ、早く飯食えー 』






カウンターに座れば、盛り付けられた……






岩子
『 ……油揚げ？ 』


広臣
「 新メニューのやつ？ 」


隆二
『 油揚げに福神漬けにマヨネーズとチーズに鰹節にこしょう少々。』





レシピを読み上げただけの隆二がカウンターから小さめのグラスにウィスキーを注ぎライムジュースとソーダで割ったリッキーを俺らに渡した。




味音痴なのに、作る料理は美味いという謎。







岩子
『 ん！このお酒にぴったりですね！』


隆二
『 でしょー！ あーー！岩子ダメじゃん！！アルコール禁止！』


岩子
『 ？？なんでですか？ 』






お、ほんとだ…。
油揚げって脂っこいイメージだけど焼いてるからか、そんな感じもしねーし、福神漬けの食感もいいな。さっぱり系の酒によく合いそう。







隆二
『 あれ？大丈夫なの？ 』


岩子
『 ？？？ 』


広臣
「 ……なんの話？ 」


隆二
『 ま、昨日の今日だし… 』








お、やっぱリッキーに合うな。
今日からメニューに入れよう。








岩子
『 は？へ！？え！？ 』


隆二
『 岩田から聞いた。 』


岩子
『 ……えーっと、たぶん大丈夫です。』


広臣
「 ？？？？？ 」


隆二
『？？？？？ 』


岩子
『 だって！岩田くんいつも付けてくれないし！！ 』








お、いらない情報サンキューです。







岩子
『お、お二人だって気を付けて下さいね！！ 』


隆二
『 男のマナーでしょ、そこは。』


岩子
『 あの、、どこまで聞いたんですか？？ 』


隆二
『 抜かずに３『 ああーーーーー！！ なにも聞こえない聞きたくもない！！ 』







いらない情報サンキューです2回目。







油揚げを頬張って、箒を持ち出した岩子。
テーブル席の掃除を始め出した。









広臣
「 お前、毎回付けんの？ 」


隆二
『 つけるけど？オミは？ 』


広臣
「 孕ませたらやばいだろ、あの親父さんだぞ？ 」





とか言いつつ、付けない時もあるけどな。









隆二
『 気をつけろよー。認められる前に子供出来たとかになったら、それこそ大変だからな。』


広臣
「 はいはい。 」









そんなヘマするかよ。









．

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