最後の手紙

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〜〜 山崎 Side 〜〜


泣いてしまったAさん。


「す、すいません！」

『あ、いや違うの！！

なんかすごい嬉しくて…ありがとねほんと。

それに、私が体弱いばかりに迷惑かけちゃって、ごめんね』


「謝らないでください。

出来ることはなんでも俺がしますんで！

では失礼します」


俺は精一杯笑顔を作ってAさんの部屋から出た。


気を抜いてしまったら、俺も泣きそうだから。


正直、死んで欲しくないって、

吐血を見てから、毎日思っている。


でもきっとそんな願いは叶わない。

沖田隊長みたいに、幸せもあげられない。



だから俺は、やれることはやろうって。

笑顔でいて、美味しいものを食べさせて、俺ができるAさんの仕事は俺がやろうって決めた。


Aさんの笑顔をたくさん見れるように。

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