なんで私に冷たいの!?【我妻善逸】

大丈夫なのコレ。 ページ9

先程、炭治郎君にイメチェンしてもらい、三つ編みカチューシャに髪を下ろしている私は早く善逸をびっくりさせたくて教室に戻るため廊下を歩いていた。



けどさ、何コレ!?!?!?
通り過ぎる度に男子は鼻血吹き出してぶっ倒れるわ、女子は私をスマホで連写してくるわ、マジでホント何があったの!?!?私何もしてないけど!?!?大丈夫なの!?

おっと………あの教室の扉の前にいるのは……………我らが担任 冨岡義勇先生ではないか!

『冨岡せんせ〜!!!!』
「なんだ镜音俺に何か……用………」


バタンッ!!







いやお前もかよ!!!!!!!!!!!!!!!!





まぁいいや、放っておこう。
さてさて、教室に入ろうかね。


ガラッ――

「镜音さ…………」

男子→バタバタバタバタバタバタ……
女子→_(⌒(｢📷ω')｣ｶｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ


『・・・・・・もういいよ(泣)』


なんなんだよさっきから。
私は死神かなにかかよ。
はっ!もしかして人類最恐のやつなのか!?いやそれは無いな。うん。

「A？大丈夫？」
『カナヲぉぉぉ!!もう何なのこれ嫌なんだけど!!男子は鼻血吹き出してぶっ倒れてさ！女子はスマホで連写してくるしさぁ!!』
「確かに凄い変わったもんね」
『全ては炭治郎君が勝手に髪型変えたからだよ!!!!うわぁぁん嫌だよやだよ悲しいよォ!!』

炭治郎君め！後で覚えとけよ!?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
善逸side☆*。

「おい紋逸。今の聞いてたか？」
「何が？」
「何がじゃねぇよ!健治郎の奴、空音に何かしたらしいぞ!」


は？炭治郎が？Aに？
一体何をしたって・・・はあぁ!?!?
髪型変わってんじゃねぇかよ!!
炭治郎が変えたのか？あのクソ野郎覚えとけよ!!まぁ可愛いからいいんだけどね!?

「何気持ち悪い顔してんだ？」
「髪型変わってるよね、アレ」
「どー見たってそーだろ馬鹿だな」

なんかいつもと違うから、ドキってしたんだけど。今まであんな可愛い髪型してこなかったし、顔綺麗だから勿体ないなとは思ってたんだけど｡さすがにこうなるとね。
皆ぶっ倒れたり、連写しまくるくらいだし。

あっ――――目が合った

やばいこっち来る涙目で可愛いけどなんか怖い!!

『ねぇ善逸………どう………かな？』
「どうって……………かわ…かっかかか」
『かかか？あ、やっぱり変？』

あーも〜!!ちゃんと言えよ俺!!可愛いって!!似合ってるよって!!

「か…………可愛い………けど」
『はぇ？かっかわ………へ!?』

え、なんか逃げ出したんだけど｡

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