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今日の天気は生憎の雨。



いつも持ってる折りたたみ傘は、今日に限って壊れてるし…。



私は取引先の最寄り駅のホームで立ち往生していた。



濡れながら新規の取引先に行くなんて、イメージダウンに繋がるんだから絶対ダメなのに。



私は一向に晴れそうにない空を睨んで、ため息を吐いた。



GS「…A?」



「え?…ギョンスオッパ。」



声の主の方に振り向くと、そこには大きな傘を持って私を困った顔で見つめるオッパ。



GS「…僕はもうオッパじゃないよ。ところで、こんな所で雨宿り?」



「…すぐそこのLS会社まで営業。オッパは?」



もうオッパじゃない、なんて言わないで。



これじゃ、私たちの今までの時間を否定しているみたいじゃない。



GS「ちょうど僕もそこに用事があるんだ。一緒に行こう。」



私がわざと"オッパ"って言ったことに気付いてか、私の言葉を綺麗に交わして傘を傾けた。



何故か動かないでいる私の足元。



GS「…入って。でも1つ覚えておいて欲しいのは、僕がAに優しくするのは妹だからじゃないよ。」



…そうやってあってない選択肢を与えて、私の意思で選択させるなんてずるい。



いつからこんな風になった?



…いや、私が気付かなかっただけで元からそうだった?



「…ありがとう。お邪魔します。」



妙によそよそしくなってしまう。



いくら大きい傘とはいえ、男女が二人で入るにはどうしても狭くなってしまう。



私は濡れないギリギリのところまでオッパと距離を置いた。



GS「ほら、もっとこっち来ないと濡れるよ。」



突然肩を引き寄せられ、バランスを崩しそうになったと思ったら腕を支えられる。



びっくりしてオッパの方を向くと、至近距離でばっちり目が合う。



綺麗に澄んだ瞳なのに、どこか熱っぽさも孕んでいて。



「っ、ごめんオッパ!もう着くから走っていく!」



私は一目散に傘の中から飛び出して走った。



GS「…A。」



後ろの方で悲しそうに私の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした。



…オッパは本当に私のことを妹だと思っていないどころか、愛おしそうに、まるで好きな人を見るような目で見るんだ。



…本当に、間違っているんだろうか。



幸か不幸か雨はだいぶ弱まっていて、会社に着いた時にはほとんど濡れずに済んだ。



…はぁ、バカみたい。



ふと空を見上げると、雲と雲の隙間から照らす光によってキラキラと虹がかかっていた。



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りん(プロフ) - 年上の女性のいたいところ…セフン頑張って! (12月9日 7時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2019年11月12日 19時

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