【EXO】お得意さま #2 (ページ14)

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「…あ、そう言えばなんでオッパのことヒョンって呼んでるんですか？」

SE「あぁ、言ってませんでしたっけ。僕とギョンスヒョンは同じ大学の卒業生なんですよ。現役時代は仲良かったですけど、ヒョンに妹さんがいるなんて知らなくて。」

…そうだったんだ。

私の交友関係にはうるさく口出ししてきたのに、自分は家族のことも言わなかったなんて。

オッパらしいっちゃらしいけど。

SE「…というか、僕たちもう恋人なんだからAって呼んでいいよね？」

「そ、それは…。」

そうだけど、恥ずかしいしいきなり変えるなんて難しいよ！

SE「あれ？さっきまで余裕だったのに今度はAが顔真っ赤だね？…あ、ヌナって呼ばれる方が嬉しい？」

「もう、セフニのパボ…！後でチャニョルさんに言ってやる！」

ふいっとそっぽを向くと、頬に手を添えられて強引に目を合わせられる。

…うぅ、至近距離で見るとさらにかっこいい。

SE「…A。いくらチャニョリヒョンでも、僕以外の男のこと考えちゃダメ。」

真剣な顔で言ったかと思ったら今度はふにゃふにゃと笑った。

SE「A、かわいい。」

…セフニが以外にもヤキモチ焼きで、こんな甘々だなんて聞いてない。

恋人になって全然経ってないのに、もう心臓が持ちそうにないよ。

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Sehun side

ギョンスヒョンがAの義兄だったなんて。

でもこれは嬉しい誤算だった。

Aに恋人がいないという事実だけで舞い上がりそうだった。

ヒョンにAを取られないように、焦って告白したからいきなりになっちゃったけど、とにかく必死に想いを伝えた。

…ちょっと僕は顔が赤くなってたみたいだけど、とにかく僕の気持ちを受け入れてくれたことが嬉しくて。

ちょっと余裕そうなAも可愛かった。

そんなに一生懸命ヌナぶらなくても、僕には叶わないのに。

今度は、僕がAを赤くする番。

これからAの沢山の表情を見れると思うと楽しみで仕方ない。

…僕にとっても初めての彼女。

きっとAは色々考えてくれて、喜んでくれて、悩んでくれて、僕の事を大切にしてくれる。

でも、僕はA以上にAのことを大切にするし、一緒に歩いていきたいって思ってるよ。

僕は、AはAが思ってるよりも強くないと思うんだ。

だから一緒に荷物を持って、隣で笑い合いたいよ。

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