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きっと今セフンさんはウキウキな気分で私に呼ばれるのを待っているんだろう。
…ごめんなさいセフンさん、それは叶いそうにないです。
JI「…A先輩、チキン食べます？」
…あ、やばいめちゃくちゃ怒ってる。
顔は笑ってるのに目は笑ってない。
「あ、あはは〜…、もらおうかな…。」
その隙に異様に近いセフンさんを引き剥がしてジョンインくんに微笑みかける。
…たぶん上手く出来てない。
SE「はぁ…。」
やっと離れたセフンさんはこの状況を見て何かを察したみたいで、ジョンインくんを一目見てから私を見つめた。
SE「…今度は絶対呼ばせます。覚悟しておいて下さい。」
そう言ってセフンさんはベクと楽しそうにお喋りしてるジョンデさんの所に行った。
「な、なんでそんなに怒ってるのかな…？」
JI「先輩が僕以外の男と仲良くするから。」
ほっぺたを膨らましてあからさまに拗ねてる。
こんなこと言ったらまた怒られそうだけど、正直可愛い。
「ごめんね…？」
何故謝っているかわからないけれど、とりあえず謝って頭を撫でる。
大型犬みたいでかわいい。
JI「せんぱい、眠くなってきたから膝貸して。」
ジョンインくんのくっきりとした綺麗な二重の線は重たそうな瞼で消えそうになっている。
そしてこてん、と頭を私に預けたかと思うと膝に擦り寄って目を閉じてしまった。
「え、え、困るよ…！ちょっと、頑張って起きて…！」
ゆさゆさとジョンインくんを揺すっても一向に起きる気配はない。
普段から眠そうなのに、お酒飲んだらもっと眠くなるよね…。
「はあ、どうしよう。」
MS「お、Aジョンイニに懐かれてるな。」
ジョンインくんが膝で寝てるせいで動けない私の目の前に現れたのは、少し顔が赤いミンソク先輩。
「ミンソク先輩、助けてくださいよ〜。ジョンインくん重いです。」
目でSOSを送るけど、ミンソク先輩は知らんぷりで私の頭を撫でてくる。
MS「A〜今日は俺の為にありがとうな〜！」
くしゃっと笑った時の猫目が真っ直ぐ私を見つめてくるからちょっと恥ずかしい。
というか、ミンソク先輩も酔ってるし。
JM「こらミンソガ、Aちゃん困ってるだろ。」
後ろからジュンミョン部長も現れてミンソク先輩が私の頭をぐちゃぐちゃにするのを止めてくれた。
まだ酔えてない私にとってはドキドキの連続で心臓が持ちそうにない。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年10月18日 22時
