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真っ暗な夜空にぽつぽつと浮かぶ星と、煌びやかなイルミネーションが重なってとても綺麗。
真っ白な壁にお花や木がセンスよく添えられていて、一言で表すなら"高級そう"…。
どこかの結婚式場かと思うくらい豪華な室内、実際高級なんだろうな。
ミンソク先輩はポカンとしている私をよそ目に、こんな凄いホテルのバーを自分の庭のように歩いていた。
店内は薄暗くて雰囲気があって素敵。
しかもボトルキープしているみたいで、すぐに出てきた年季の入っていそうなワインに思わず背筋が伸びる。
MS「じゃあ、いつもお疲れ様って事で…。乾杯。」
「…乾杯。」
あのミンソク先輩が私を労わってくれた。
…そんな事あるはずがない。
だっていつも扱いが酷いし、ドSを具現化したようなミンソク先輩だ。
たぶん明日は隕石が落ちるんだろう。
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お酒の力は偉大なもので、あのミンソク先輩から信じられない言葉が出たりした。
99パーセントは罵倒だの文句だの散々だったけれど、残りの1パーセントで『感謝してる』って聴けただけでもう満足。
アメとムチってこういうことなんだな…と思いつつお酒に手を伸ばしてもう2時間。
MS「…もうこんな時間か。そろそろ帰るか。」
「そうですね、ご馳走様でした。」
MS「は？割り勘に決まってんだろ何奢ってもらおうとしてんだ。」
また眉間にしわを寄せて、伝票をピラピラさせると私の目の前に突きつけてくる。
「へ、」
MS「ってのは嘘だけど。明日からまた存分にこき使わせて貰うからな。」
「…お金払うから少しくらい優しくしてください。」
MS「もう十分優しくしてんだろうが。」
席を立ったミンソク先輩について行って、タクシーに乗り込む。
…お酒の力もあってか、あれだけ憎かったミンソク先輩がかっこよく見える。
ダメダメ、しっかりして私。
明日からまた酷い日々が始まるんだから…。
…というか、結構飲んじゃったかな、瞼が重い。
MS「おい、寝るなよ。さっきからウトウトしてるけど俺はお前なんて放っておいて帰るからな。」
「はぁい…、わかってます…、」
暖かくて静かに揺れるタクシーが心地よい。
あーダメ、寝たらダメ…。
ミンソク先輩は私みたいな女は持ち帰らないだろうけど…、迷惑かかるし…。
あ、でも家に着いたら起こしてくれるか…、おやすみ…。
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ぼぷぴ(プロフ) - 貴方様が書くお話、本当に面白いです…！！今回のギョンスのお話も最高でした…いろんな意味でドキドキが止まりませんでした！！これからも応援しています！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: eb25947e96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 1話1話がすごく読み応えがあって面白いです。シウミンさんの物語とスホさんの物語が個人的にすごく好きです。これからも作者さんのペースで更新して頂けるとうれしいです。 (2020年3月17日 3時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 今日初めてこの小説を見つけたのですが、とてもハマって一気に読んじゃいました。どれも狂気的で特にセフンくんのは結末に鳥肌がたちました。すごく面白かったです。これからも頑張ってください！ (2020年2月27日 1時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nel_ | 作成日時：2020年2月2日 1時
