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3話 ページ5

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良かった。素直に従ってくれて。


あのまま廊下にいたら、本当に危なかった。


・・・一級呪霊が放たれるところだった。

教祖と長くいる人を殺すように調教された呪霊。


談話室に入るとその防犯対策は解除される。


『では、まず自己紹介しましょうか。』

「・・・その口調やめれば?見た感じ、アンタその口調好きじゃないでしょ。」

『!!』


茶髪の女の子にずっと思っていたことを当てられ口篭る。

そして、その言葉に救われ、笑う。



『うん。やめる。

じゃあ改めて自己紹介を。

私は継国蒼神。14歳。継国家次代当主で、この嘘だらけの宗教をぶっ潰したいと思ってる。

よろしく。』


丁寧な口調を捨て、ありのままの自分で接すると、彼女は嬉しそうに微笑んだ。


「釘崎野薔薇よ。ほら!アンタ達も早く自己紹介しなさい!」


「伏黒恵だ。」

「虎杖悠仁!」


釘崎さんと伏黒さんと虎杖さんか。


『じゃあ此処の仕組みを説明するね。

簡単に言うと陽炎教は継国家の人によって仕組まれた宗教。

街中に低級呪霊を放ち、それを一般人に憑け、此処に来させるという仕組み。』



「やっぱり自作自演か。」


『他に聞きたいことはある?』

「あ!全集中の呼吸って知ってるか?」


えっ、

全集中の呼吸!?


継国家にある全集中の呼吸の書は第二次世界大戦時に燃えて無くなった。

それなのになぜ、この人達が知ってるの?



『私は知ってる。でも、その情報はどこで…?』


「あれ、これ言っていいやつだっけ?」

「別にいいんじゃない。蒼神は多分味方だし。」


「【産屋敷輝利哉】っていう人と、五条先生が仲良いんだよ。

細かいことは分かんねぇけど、産屋敷輝利哉さんが五条先生に全集中の呼吸を知りたいのなら継国家に行くといいよ。

って言ったらしい。」


輝利哉様……。

私はテレビは見れないし、スマホは連絡手段としてでしか使えないから、輝利哉様が生きていた事に気がつかなかった。


『全集中の呼吸に関する書は此処に無い。戦争で燃えてしまったみたい。』


「え、じゃあ何で継国さんは全集中の呼吸知ってんの?」


あ、墓穴掘った。


『えっと……』


「悠仁〜、調査は進んでる?」


ガチャっと音がして扉が開き、入って来たのは、五条様。



え、話の最中に入ってくる?普通。


それと何で此処に………。






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果鈴(プロフ) - 星猫さん» 鬼滅の刃、呪術廻戦、ハイキュー、約束のネバーランド、文豪ストレイドッグス、暗殺教室、ヒロアカです。暗殺教室とヒロアカは少し知ってる程度ですが……。 (2021年3月20日 8時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月20日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - プスメラさん» プスメラさん初めまして。コメント、応援ありがとうございます。この小説のオチは決めていないので、今後アンケートという形でオチを決めたいと思っています。折角コメントして頂いたのにすみません。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 果鈴さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます!頑張ります!一般入試…ですか。全力出し切りましょう!(偉そうにごめんなさい) (2021年3月2日 19時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果鈴 | 作成日時:2021年2月25日 19時

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