4話 ページ6
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「五条先生!?」
「や。会話の中に僕の名前が聞こえたからね。気になって扉開けちゃった」
語尾に星がつきそうな言い方で言った五条様。
扉開けたの絶対わざとだ。
「で、君は何故全集中の呼吸を知ってるの?」
ゾワッと鳥肌が立つ。
私の前世が鬼殺隊じゃなかったら失神していたであろう【圧】
呪霊と戦う釘崎さん達も怖気付いているようだった。
・・・さて、なんて答えよう。
『私が…産屋敷輝利哉様の知人だから全集中の呼吸を知ってるんです。』
「産屋敷さんに若い女の子の知り合いはいないはずだよ。」
五条様と輝利哉様知り合いだったんだ。
そんな呑気なことを考えながら、どう答えるか思考を巡らせる。
『実際に会ったら分かりますよ。』
そう言い終わると同時に、外の不審な気配に気がつく。
こっちに向かってくる?
呪霊だけど、この気配は_________
バキっと音がして談話室の天井に穴が開き、入ってきたのは
目に【下壱】と刻まれている鬼
『下弦の壱!!』
無限列車の任務で討伐した鬼。
無惨が生きてる可能性は低い。
死後呪いに転じたって考えるのが妥当かな。
【終焉刀術】
『蒼の呼吸 壱の型
この型は鬼に向かって一直線に向かい、首を斬る型。
壱の型で下弦の壱の首は切り落とされ、下弦の壱は
あ、癖で首を切って祓っちゃった。
別に心臓を刺すだけで祓えたのに。
・・・まぁ、どの道殺すんだから一緒。
なんて、考えていた時だ。
鬼のような呪霊の気配が100体程、陽炎教の建物を囲うように現れた。
数が多い……
誰かが仕組んでる?
いや、今はそんな事どうでもいい。
『釘崎さん達は今すぐ此処から逃げて。』
「いや、野薔薇達にも戦ってもらう。あの呪霊の呪力量を見るに、そんなに強くないしね。」
私の言葉に五条様が答えた。
・・・あの呪霊が鬼の性質を引き継いでいる可能性は低いか。
太陽平気だったし。
でも、もし、
『もし、攻撃が効かなかったり、敵わないと感じたら逃げるか、私の所へ。』
そう言い残して、私は談話室に空いた穴から外へ出た。
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果鈴(プロフ) - 星猫さん» 鬼滅の刃、呪術廻戦、ハイキュー、約束のネバーランド、文豪ストレイドッグス、暗殺教室、ヒロアカです。暗殺教室とヒロアカは少し知ってる程度ですが……。 (2021年3月20日 8時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月20日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - プスメラさん» プスメラさん初めまして。コメント、応援ありがとうございます。この小説のオチは決めていないので、今後アンケートという形でオチを決めたいと思っています。折角コメントして頂いたのにすみません。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 果鈴さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます!頑張ります!一般入試…ですか。全力出し切りましょう!(偉そうにごめんなさい) (2021年3月2日 19時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果鈴 | 作成日時:2021年2月25日 19時