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「ふぅ、取り乱してしまい申し訳ありませんでした。」
家にある菓子をほとんど食い尽くした神さん
胃袋ブラックホールかよ
「大丈夫です。私の今日のおやつが無くなっただけですから。」
「大丈夫ならその形容しがたい顔を今すぐやめてください。
全く。貴方のせいで話がずれてしまいました。」
「いや、私のせいじゃなくね？」
私の呼び掛けにも答えず、話を続ける神さん
多分私の顔、史上最高にしかめっ面だと思う
「こんのすけ」
神さんがパンパンと二回手を叩くと可愛らしい破裂音と煙と共に黒い小さな
シルエットが出てきた
「はい政府様、なにかご用でしょうか?」
「彼女の近くに立ってください。」
おやっ、やっと出番ですか!と嬉しそうにこちらへとてとてと寄ってくるこんのすけ(?)
かっかわいい!
思わず抱き抱えて頬擦りをする
くすぐったいですよぅとか言ってるのぎゃんかわ
「A様、これからよろしくお願い致します!」
「うんうんよろしく!って何が?」
「審神者として、ということでございます‼」
「え、」
私、良いって言って無いけど
「言ったでしょう。これは義務だと。それでは、良い旅を。」
あんなに崩さなかった表情をにっこりと破顔させて指で下を指す
下を見ろってこと？
下を見下ろすと其処には真っ黒の空間
て言うかこれ、穴...?
そう思ったとたんにガタンと足元から音がした
「え、うわぁぁああ‼おっ、落ちるぅぅうう!!!」
「政府様、行って参ります‼」
「彼らを、よろしく頼みましたよ。」
続く
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作者名：眼鏡吸引機 | 作成日時：2018年1月7日 15時
