交換・雑談ノートしてみよ―【part11】 (ページ7)

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アイス、レオへ　　　華糸ページ7

アイス、確かに言ったよ。

「裏切られて一人になるくらいなら、
最初から一人になった方がマシ。」

それに、アイスの言うことも正しい

でも、僕は、こっちの方が楽なんだ。

信じて、人の温もりに触れて、

信じられるって思ったら捨てられる。

そんなんなら、温もりになんて触れない方が楽なんだよ。

あげて落とす。それが僕にとって一番辛い。

レオも。

でも、僕だって信じたいんだ

だけど、前のことと重ねちゃう。

今はこうだけど、前はこうだったって。

拒否しちゃうんだ

「こいつを信じていいのか」

「また裏切られて捨てられるかもしれないぞ」

「前のことを思い出せ。ここで信じて捨てられるんだろ」

そういわれてる気がして、信じられないんだ

手をとれば、戻れない。

手をとってしまえば、もうはなすことはできない。

だから、無理なんだ。

..........真子に、変わるよ。

＿＿＿＿＿＿＿私よ。

まず、アイスもちちゃん。

わかってるわ。自分が受けた苦しみを、相手に与えてはいけない。

自分が苦しかったなら、相手の苦しみもわかる。

でもね、私も華糸君みたいに、素直になれない。

プライドが高いって言うのかしら。

見下されるのが嫌いなの

いってしまえば私はぺてん師のようなもの。

レオ君、

わかってるわ。そんなことくらい。

でも、私は現実を見るのが恐いの。

現実と向き合って、また捨てられると思うと、できないの。

自分だけを見てる訳じゃないわ。

でも、自分を中心に置くことで、自分は高いところにいる、見下される事はないって、

錯覚するのよ。

私にとっては、それが一番安全、

楓ちゃん。

そうだわ。

嫌われたくないから、捨てられたくないから自分を捨てた。

ハメをはずす。それができないのよ

ほんとの私を見たら、みんな私をおいてくわ。

前の主人だってそうだった。

「誰も君を捨てないよ。

..........だから、ほんとの君を見せて」って。

でも、見せたら「気持ち悪い！こっちに来るな！」

だから、みんなに見てもらえるようにしたのよ

悪い意味でもいい。

見てもらいたかった。

じゃなきゃ、私、消える

暗い話、ごめんなさい