【文スト×刀剣乱舞】おいコラ出てこい、時間遡行軍

＊肆 ページ6

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『美味しい？』




｢んー、Aが作ったご飯の方が美味しい｣




＿ファミレスでご飯を食べながら楽しく談笑している男女が2人





｢はぐっ、もぐもぐ…｣




…と、1匹





『ふふ、今度は皆で来ようか』




｢そうだね！｣




『まぁその前にアイツらの退治か…

全然動いてる様子ないけど平気なの？こんのすけ』




｢はぐっ、奴らは…むぐむぐ…急に出没するので、…はむ、何とも言えません…！｣




『…こんなんで大丈夫なのか？』




この調子だと、私たちの愛しの本丸に帰れるのは、まだまだ先になりそうだ







『…ん？』



窓越しから見えた見覚えのある姿



中島さんとその仲間(？)が喫茶｢うずまき｣に入ろうとしているのが見える




『うわ、あっちに入らなくてよかった』




最初はあの喫茶店に入ろうとしていたが、何故か嫌な予感がしたのでUターンし、このファミレスに入った



感は鋭い方でよかった




すると、


砂色のコートを着た包帯ぐるぐる巻の人がバッとこっちを向き、目が合ってしまった




『(え、こ、怖っ)』




｢……｣




『……』




｢……！｣





逸らすにも逸らせないので、とりあえず苦笑いして隣の清光の方を向いた




｢？どーしたのA｣




『…いや、何でもないよ』




全く何なんだよ…はぁ、面倒臭い事が起きそう…









・









何処からか視線を感じ、そちらの方に顔を向ける





『……』




｢……｣





1人の少女がこちらを見ていたようで、遠くからでもわかる綺麗な瞳と私と瞳が合った





『……』




｢……！｣





彼女は薄く微笑んで、隣の少年の方を向いた




一瞬、ほんの一瞬だが、彼女の瞳の奥にキラリと輝くものが見えた



これでも目はいい方なんでね





｢…？太宰さん？｣




｢あぁ、すまない、今行くよ｣

＊伍→←＊参

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