【文スト×刀剣乱舞】おいコラ出てこい、時間遡行軍

＊弐拾陸 ページ28

＿探偵社






｢芥川がやられたぁ?!｣




会議室に異能持ち探偵社員が集められたと思ったら、
国木田から"ポートマフィアが奴等(遡行軍)に深手を負わされた"と話され、それにいち早く反応した敦が声を上げた


しかもやられたのが戦闘能力の高い芥川先頭の班である。その事に更に驚きが隠せない様子





｢…しかもその日って、ボク達が他の(・・)と相手していた時｣




｢奴等に異能が効かないのは今更だ。…それより、ここからが本題だ｣




そう言うと国木田は一息ついて、また口を開いた





｢時間遡行軍が、『…消えた』｣





ポツリと聞こえた言葉に、全員がAに視線を向ける





『…時間遡行軍に会ったら選択は2つ。あいつらに勝利するか、戦線崩壊。


…これは刀剣男士の場合であって、生身の人間が、ましてや丸腰で挑むなんて自滅。見逃してやる程"時間遡行軍"は優しくない』




｢…成る程、消えたから芥川君達は命拾いをした｣




『うん。…時の流れがあっちと違うから、あいつらの存在は不安定なのもあると思う』




｢A様の言う通りでございます｣




今までAの肩にいたこんのすけが机の上にピョンと降りた





｢今回の件の様な突然消えたり、違う場所で同時に出没したりと、遡行軍が何振りで現れるか予測不可能です。

そして…彼方(2205年)の時間遡行軍の数が減っています｣




｢何…?｣




こんのすけの言葉の意図がすぐ理解できたのか、考える仕草をする太宰


暫くすると、乱歩が机に足を乗せ伸ばした





｢つまり此処に一気に現れる可能性があるんだね｣




｢なｯ､そんな事になったら大規模で被害が…！｣




異能という最大の武器が使えない今、手も足も出ない状況であり、このヨコハマを救う手が無い。奴等によって壊されていく街をただ見守る事しかできないのか









『策はあります』







＿と云う考えは、Aの発言によってポコパンされる






『きっと治さんも乱歩さんも気付いたと思われますが…
皆さん、異能力を有効活用してみましょう？大丈夫、私に任せてください。









目には目を、歯には歯を、









＿刀には刀を、ですよ』




そう言い、口角を上げた









……因みに"ポコパン"とは(ry





ーーーーーー

やっと戦闘らしくなってきた…!

｢目には目を〜｣の意味は全く違うらしいののですが、此処では"やられたらやり返せ"という意味で読んで下さい

＊弐拾漆→←＊弐拾伍

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す