＊弐拾 ページ22
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｢暇だねぇ｣
探偵社のソファに寛ぎながらそんな事を呟いた太宰
太宰の机の上には書類が山のように重なっている
｢ああ〜暇だよ敦君。何か面白い事ないのかい？｣
｢太宰さん…。書類を終わらせないと国木田さんに怒られますよ;｣
｢だってつまらないのだよ。Aちゃん、一緒に心中どう？｣
『うーん…死にたくなったらいい｢駄目ですよー！！主さんは最期まで俺といるんです〜！｣…だそうです』
｢…思うのだけれども、｣
向かいのソファに座り、苦笑しているAの腰には、抱きついてお腹に顔を埋める鯰尾(今日の近侍)
その様子を頬杖をつきながら見ている太宰は、言葉を続ける
｢君達ばかりAちゃんを一人占めは狡くないかい？一体、刀剣男士とは何人いるんだい｣
『…何人だっけ？まぁそのうち皆に会わせますね』
鯰尾を頭を撫でているAは、個性豊かな刀達を思い出して思わず笑みを零す
その姿を見た太宰は鯰尾など気にせずAに抱きつく
｢やはり今から川に行こう！！｣
『え』
｢あああ！俺の主に何してるんですかこの馬糞！！｣
｢グフぅｯ！鯰尾クン、その渾名は結構心にきたよ…｣
と心臓を片手で抑えているが、もう片方の腕はちゃっかりとガッチリAの首に回っている
あるじさぁぁん…！と太宰を引き離そうと頑張る鯰尾だが、離れる気配はない
笑うしかない状況である
｢太宰ィィィ！仕事はどうした！！｣
｢ぐへっ、｣
いつの間にか居た国木田が太宰の襟首を引っ張り首を絞め揺らしている
｢机の書類は何だ!終わってないぞ!この馬糞が!!｣
｢国木田君?!馬糞はやめよう?!｣
『…いつもお疲れ様です』
苦労している国木田に心で合掌した
｢主さん、外に行きましょう！｣
『おー、行く？』
国木田さんに出掛けて来ると言いたいが、未だに太宰を絞めているので近くにいた敦君に声をかけて探偵社を出る
｢やや、A様！｣
｢おや、Aじゃないか。何処か行くのかい？｣
扉を開くと与謝野さんが買物袋片手に立っていた
その袋の中には薬品の他、何故かこんのすけも
与謝野さんはこんのすけが気に入ったのか連れ回している
『与謝野さん！はい、ちょっと行ってきますね。こんのすけお願いします！』
｢あァ任せな。気をつけて行くんだよ｣
ひらひらと手を振る与謝野さんに大きく手を振り返し、階段を下りた
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kaki氷 - 終わりか〜〜分かるわ〜急にネタ浮かばなくなるのとか、他作品に沼るのとか！天の恵み待ちby (2022年11月13日 16時) (
レス) @page32 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - この作品めちゃくちゃ好きです！！何度も読んでて続きが気になりすぎてつらいんですが、まじでお願いします続編をお恵みください (2022年5月14日 22時) (レス) @page31 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 初コメ失礼します!!とても面白い作品で何度も読み返してしまいました!!終わりとなっているのは残念ですがもし創作意欲が出てきたら書いていただけると嬉しいです!ほかの作品の更新も頑張ってください!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: a265b6fcb3 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - 更新されないのですか？！ (2019年11月29日 18時) (レス) id: 2190e9e698 (このIDを非表示/違反報告)
ヱりス(プロフ) - これって終わりなんですか…？！他の作品なども忙しいと思いますが、この作品大好きなので更新希望です…！！ (2019年6月15日 0時) (レス) id: c52b4f2b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか。
| 作成日時：2016年7月11日 22時
