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*拾参 ページ15











『んー、これとこれと…あ、こっちの方がいいかな?』




少しずつ陽が沈んできている時刻、




Aは乱歩さんに頼まれたお菓子と、ついでに皆にアイスを買っていこう、と思い少し離れたコンビニに来ていた





「A様〜…私も食べたいなぁ…何て…」




『ふふ、何がいいの?』




「!!いいのですか!では…ハーゲンダッツを」




『おい』




調子に乗って高いアイスの前で顔を輝かせているこんのすけも一緒に来ている



何でハーゲン何だよ高ぇよ





「ありがとうございました〜」




店員さんのそんなお馴染みのBGMを聞き、コンビニを出る



早速、買った自分のアイスの封を開け、パキンと2つに分け、1つを肩に乗っているこんのすけに渡す





『ハーゲンは買えないけど、これシェアしよ?』




「!!ありがとうございます!」




受け取った瞬間、がっつくこんのすけ



…うん、やっぱパピコだね





片手にコンビニ袋をぶら下げ地面に落ちている影を眺めながら歩いていると、何かが1mぐらい先のコンクリートにパサリと落ちてきた



…いや、飛んできたと言うのが正解か




とりあえず飛んできた物体に近付く







『…帽子?』






それは一部だけ汚れてしまっているが、そこ以外は綺麗で、黒地にチェーンの付いたお洒落な帽子だった



それを拾い飛んできた方向に目線をやる





『…はぁぁぁぁ』




何と飛んできた方向は港ではないか


しかも何か瓦礫みたいなのが空を飛び回ってるし




何で港近くのコンビニに来たんだろ?絶対フラグだわ


そーいや乱歩さんの欲しがっているお菓子はここにあるよ〜とか何とか治さんが言ってたわ…あいつこれ知ってたな





「何だかとても嫌な予感がします」




『奇遇だね、私もだよ』





いやだってあの瓦礫が飛ぶ度にチラチラ見える発光ダイオードみたいに光ってるの時間遡行軍の刀じゃん




物凄く帰りたい。だけど仕事だからなぁ。






『あーあ、折角のアイスが溶けるわ…』





そう呟くと、帽子を持ち直して港の方へ走り出した




ーーーーーー

早く中原さんたちと絡ませたかった結果。

展開が早いですね。すみません

*拾肆→←*拾弐



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kaki氷 - 終わりか〜〜分かるわ〜急にネタ浮かばなくなるのとか、他作品に沼るのとか!天の恵み待ちby (2022年11月13日 16時) (レス) @page32 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - この作品めちゃくちゃ好きです!!何度も読んでて続きが気になりすぎてつらいんですが、まじでお願いします続編をお恵みください (2022年5月14日 22時) (レス) @page31 id: 3c601836b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 初コメ失礼します!!とても面白い作品で何度も読み返してしまいました!!終わりとなっているのは残念ですがもし創作意欲が出てきたら書いていただけると嬉しいです!ほかの作品の更新も頑張ってください!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: a265b6fcb3 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃたこ - 更新されないのですか?! (2019年11月29日 18時) (レス) id: 2190e9e698 (このIDを非表示/違反報告)
ヱりス(プロフ) - これって終わりなんですか…?!他の作品なども忙しいと思いますが、この作品大好きなので更新希望です…!! (2019年6月15日 0時) (レス) id: c52b4f2b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あか。 | 作成日時:2016年7月11日 22時

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