【文スト×刀剣乱舞】おいコラ出てこい、時間遡行軍

番外編＊＿会いたくてしんどい 弍 ページ31

｢でもよぉ、俺らの殆どは主に全然会ってないよなぁ…｣




｢そうさなぁ、だが主のせいではない。全て政府とやらが無理矢理、主を送ったんだ…




政府を壊せば主は帰ってくるか…？｣




｢そうか、その手があったか。手伝うぜ三日月｣




｢やばいやばい誰か三日月と鶴丸止めて主不足で目が据わってる｣





自身(刀)に手を添え立ち上がる三日月と鶴丸を獅子王と歌仙が落ち着かせる





…まぁでも、確かにそうだ



主に会えるといったら、あちら(・・・)で検非違使が出て顕現させてもらう

こればっかりは検非違使出てくれ。頼む。



又は一振だけ(・・・・)顕現させて貰え、主を援護と言う名の優雅なひとときを過ごすか。








｢主…私の事を忘れてはいないでしょうか…弟達だけあちら(・・・)に呼ばれ、不安です…｣




｢大丈夫だっていち兄、主言ってたぜ、｢一期にも会いたい｣ってな｣




｢主っ…！！｣






だから泣かないでくれや、と薬研が一期の背中をさする






＿＿と、その時





庭の一部に紫の魔法陣が浮かび上がる



それはぐるぐると周り、光を纏っている






｢｢｢きたあああああああ！！！｣｣｣






…そしてこれはあちら(・・・)に行ける唯一の方法だ



これが浮かび上がったって事は、主が助けを求めている…＝主に逢える！





｢しかも紫色だ…!!｣




｢ご指名制じゃねぇ！？俺が行く！｣




｢いや俺が！｣




｢僕だ！！｣





魔法陣が赤色だったら通称、ご指名制の時であり(※拾肆話 参照)、

紫色だったらランダムで8振りが選ばれる。





｢いやこれ自分行かないと行けないやつやわ〜｣




｢俺なんか一度も行ったことないよ！｣





寝ていたやる気のない明石も、手入れ部屋で手入れを受けていた長谷部もいつの間にかいる





そして結局…









｢｢｢じゃんけんぽん！！｣｣｣





じゃんけんで決めていた





｢だぁぁまた負けたァ！｣




｢(失神)｣




｢っしゃああああ！｣




｢はは、いやぁすまんな。行ってくる｣




｢あんな腹立つ顔初めて見た｣






そして無事じゃんけんで勝った者は魔法陣の中に入り、これ以上にない笑顔で花びらとなり消えていった＿









｢主ぃぃぃぃ！！会いたかったよおおおお！！｣




｢あああ主様……うぅ…ぐすっ…｣




｢主、俺は君を愛している｣




『え、えぇっ？？』




｢…Aちゃん、なんて者達を呼び出したの｣

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