45 絶望と優しさ ページ46
「どうするの…」
ひと段落してから話しかける。
手と足の震えは止まらなかった。
「なにが？」
「子供が出来てたらどうするのっ！？」
そのあと私は衝撃の言葉を聞いた。
「堕ろせば？」
「…は……？なんでそんなことすぐに…
ふざけないでよ！こんな…赤ちゃんが…あと」
思い浮かんだのは大将の顔だった。
思い浮かぶのは笑っている顔ばかり。
子供の話2人でしたよね。
3人、産む気満々だよ。絶対約束だもんね。
でも、最初にされたのは千葉雄大だった。
私の中で出されたのはまぎれも無い物だった。
「うっ…うぅ…ひっ…」
「泣くんだ？勝手にしてよ…」
大将を裏切った事に涙が出た。
怒るかもしれない、悲しむかもしれない、呆れるかもしてない、別れるかも、しれない。
自分が許せなかった、こいつを殺してでも阻止した方が何だか楽だと思った。
ごめんね…大将……
「私、帰ってもいいかな？」
「いいよ、じゃあね」
私はすぐさま走った。
大将に話さなければいけないことが沢山ある。
大粒の涙が空中で散った。こんなに泣いたのは初めてかもしれない。
呼吸が出来なくなるくらいに激しく走った。
今日は排卵日じゃなかったよね、
もしかしたら妊娠してないこともある。
妊娠してなかったら堕ろすこともない、命を消すことは無くなるのだけど、
私の中でされた行為は一生消せない。
「家だ…着いたっ…」
呼吸が乱れに乱れて思い切り扉を開けて倒れこんだ。
ただいま、と声をかけることも無く自室へ向かった。
声にならない悲鳴をあげて思い切り物に当たった。自分で自分を傷つけた。
「っ…！もう消えてなくなれっ、
大将を悲しませるのが1番辛いことくらいっ、分かってたくせに！！！」
気は少し楽になった筈なのに、何故だろう、
涙が全然止まらないよ。
すると勢い良く扉が開いた。
「A！！なにしてんねん！！
っ…腕自分でやったんか！？どうしたんや！」
「…たいしょう……っ」
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菅田将暉が盗んだ貴方のスカート
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麗愛(プロフ) - 関西弁がきついなって思うところがあります。自分が関西人やからかもですが…。でも、話の作りすすごく上手いと思いました！頑張って書き続けてくださーい！ (2016年4月11日 23時) (
レス) id: 375d728b12 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - うわぁぁあ本当ですかっっありがとうございますっ！菅田将暉くん大好きなんでこれかもずっと書いてたいと思います笑。ありがとうございました！ (2016年2月2日 7時) (レス) id: e34400645b (このIDを非表示/違反報告)
きゃさりんxxx(プロフ) - この小説最高です！！この小説が唯一の毎日の楽しみになってます！！今まで読んだ菅田将暉くんの小説で1番面白いです！これからも更新がんばってください！永遠と見ていたいくらいです！笑 終わって欲しくないなぁ〜笑 (2016年2月2日 1時) (レス) id: 64030a775e (このIDを非表示/違反報告)
ヘタレな天使(プロフ) - アミさん» いえいえー！応援してまーす♪ (2016年1月18日 23時) (レス) id: c3ffa167ef (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - ヘタレな天使さん» わーい ありがとうございます！私の自己満足ですけど喜んで貰えて良かったですえへへへへへ。更新がんばりまーす！ (2016年1月18日 19時) (レス) id: e34400645b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あみんとまとん | 作成日時：2016年1月10日 4時
