作戦、開始 ページ17
「よし、準備OK。俺がまず、話しかける。何かあったらサポートよろしくな。」
絶対的詐欺師能力のある若武ならきっと何とかなるよ!
と、思うえばきっと大丈夫。
と、思っておくことにしよう。
大丈夫かなぁ、kz。
いや、kzならきっと大丈夫だ。
だって、私たちだもの!
「じゃあ、院長室、いくぞ。」
「待って、若武。」
そう言ったのは、翼だった。
「前、院長と若武、会って話てるよね。認識されてない俺が言った方が...」
確かに!
あの時翼は、院長の持っていた点滴バックを盗って逃げてたから、顔をしられてないもんね。
「俺、抗癌剤治療者の女の子のお母さんt知り合いになったから、適当にその子の同級生だって口実つけて話してくる。」
おお、心強い。
翼も若武に似て、詐欺師っぽいところあるからなあ。
「じゃあ、美門。頼む。」
若武は、いいところを取られて悔しそうだった。クスクス。
「じゃあ、行ってくる。」
ー翼sideー
「あのー。」
コンコンコン、とドアをノックして声をかけると、中から人の良さそうな男性が出てきた。
首には「院長」と書かれた名札をぶらさげている。
...この人が院長。
「あの、僕、そこの中学校の生徒の美門と言います。そこで、院長さんにお聞きしたいことがありまして。少々お時間いいでしょうか。」
「いいですよ。長くなるようでしたら、中で腰かけて話しましょう。」
「じゃあ、お言葉に甘えて...」
よし、院長室に入れた!
第一ミッション完了。
「僕、この病院に入院している広瀬朱里さんの同級生なんです。」
「朱里ちゃんかあ...。大きな病気だから、大変だよねえ。」
広瀬朱里ちゃん。
俺らと同じ中学一年生。
白血病患者らしい。
「そうなんですか。それで、学校からプリントお届けしに来たのですが、病室を忘れてしまって。教えていただけないでしょうか。」
「なんだ、そんなことかい。朱里ちゃんなら、706号室だよ。行っておいで。」
「ありがとうございます。失礼しました。」
...おかしい。
何人も患者がいるような大きな病院なのに、この院長は朱里さんの病室をすぐに答えた。
おまけに、朱里さんが大病を患っているということも知っていた。
主犯どうかは兎も角、この人は事件に関わっている...。
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RINA - 今後の展開がすっごく気になります!更新楽しみ待っています!がんばってください! (2021年8月20日 2時) (レス) id: cf25b8f4f7 (このIDを非表示/違反報告)
花暖@kanon(プロフ) - 星咲夜空さん» さくてぃん、気付くの遅くなっちゃってごめんね。そっか。私もあんまり浮上してないけど、もしいたら声掛けてね。お話しよー! (2020年8月4日 13時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空 - ごめんね、れむむん、かのんちゃん、咲夜です。 親バレしちゃった…これる日数少なくなるけどなるべくウラツクには来るね (2020年7月24日 15時) (レス) id: 9e0a06cb70 (このIDを非表示/違反報告)
花暖@kanon(プロフ) - 海猫さん» あの、どこら辺が見にくかったのでしょうか……?具体的に言って頂けないと、こちらとしても配慮が難しいので…。 (2020年6月30日 18時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
れ〜む♪(プロフ) - 海猫さん» えと、具体的にどこが見にくいですか? (2020年6月6日 18時) (レス) id: e62ab7dc84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞×れ〜む♪ x他1人 | 作成日時:2020年5月4日 19時