三月八日 ６個目 XXX�� ページ10
「どういうこと？」
魚住さんが、先生に尋ねる。きっと、みんなが思ったことだろう。
「その答えは多分明日になれば分かるだろう。だからお前達にはもう少しだけ付き合ってもらう。」
それは、つまり、明日答えを明かす。ということだろうか。もうそこまで来ているのか。そう考えると終わりが来るのだとしみじみ感じる。
「という訳で今日の課題は、自習。｣
自習？自習って？みんながぽかんとする中、隼人やその近くの男の子が質問する。
「各自好きな事をやって過ごすように。時間を有意義に使ってもらう為にプレゼントを用意した。」
先生は、廊下に出て白い袋を持ってくると、みんなに持ち物を返すと言った。
急に先生がそんなこと言うので逆にみんなが混乱する。
「これで家族や友人に連絡したい者はすればいいし。SNSに拡散したい者は自由に投稿して構わない。」
でも、そんなことしたら先生の色々なことがバレるかもしれない。…みんなを試してるってことかな。
「ただし 俺に協力している事は伏せてくれ。これは俺の為じゃ無い。お前達の為だ。
この事件が終われば皆は元の生活に戻る。
もし共犯だと思われたら、その生活に支障をきたすからなぁ。それだけは避けたい。
支障をきたさない為にも『グッ クルッ パッ』だ。」
流石に、そこは口止めするかと苦笑した後、先生の『グッ クルッ パッ』が何なのか理解するため、頭を働かせる。
「大事な決断をする時は、グッと踏み止まって、クルッと頭を一周させれば、パッと正しい答えが浮かぶ。｣
なるほど。その頭をとって『グッ クルッ パッ』なのか。
みんなが和やかな雰囲気なる。A組のみんなはすごく変わったな。心底そう思う。最初の頃とは比べ物にならない。
「さぁ、第2部もクライマックスだ。Let's think」
先生は言い、いつもの様に教室を出ていく。私は、いつもの様に先生に着いていく。
しかし、先生はいつもより、歩幅が大きく、先に行ってしまう。私が美術室に来た時、もう居なかった。
準備室に行こうとした時、後ろから声をかけられた。
「A。」
『…隼人？』
そこには、隼人が一人で立っていた。
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語夏(プロフ) - 蒼炎さん» 最新作にもコメントくださり、ありがとうございます！！本当に長い間待ってくださってありがとうございます。迷惑ばかりおかけして申し訳ないです！！なんとか亀ペースながらも更新できるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 04c826bf0b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - しろさん» 続きが楽しみと言ってくださったのに1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！更新したいという気持ちはあるのですがなかなかリアルが忙しくまだかなり遅いペースになってしまいますが、気長に待っていて欲しいです...。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 千歳さん» 本当に何ヶ月もお待たせしました！急に更新が止まってしまってすみませんでした！！コメントまでわざわざありがとうございます！！これからも期待に応えられるようにカメさんペースにはなりますが、更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美さん» 大変お待たせしました！！本当に遅くなってすみません！！楽しみだと言ってくださったのに本当に罪悪感でいっぱいです...。これからも今までのペースとは違いますが更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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