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大野部長のお家で醜態を晒した歓迎会から早１ヶ月…
今日も絶賛残業中。
大野部長はあの日以降、何かにつけて私を構うようになった。
煮詰まってると「お菓子食う？」って、机の引き出しに隠し持っているちょっと高めのチョコくれたり。
『仮眠してきまーす』って、席を離れると「おれも行こっかな」ってついてくる。
『イヤですよー』って言うと、「今さらなに言ってんのー。一緒に寝た仲じゃん」って揶揄ってくるからイヤになる…
残業の多いこの会社…唯一鍵のかかる倉庫が仮眠室と化していて。
(まぁ、鍵をかけることは滅多にないんだけど)
仮眠を取るのは残業の多いデザイン部だけで、それぞれに専用の毛布やタオルケットを持ってきている。
結局、なし崩しの様に大野部長と添い寝する日も少なくなくて。
「人肌あると安心して寝られんだよねー」ってふにゃっ笑う部長を可愛いと思って許してしまうんだから…どうしようもない。
ふぁーーー。
ちょっと寝てこよっかなー。
もう、眠くて眠くて目が開かない………
しっくりくるデザインが思いつかないまま、パソコンの前に１時間座っていたけど…
もう限界。
今日は全員残業中で、大野部長と相葉さんは夜食中。
隣の席で、１人黙々とパソコンに向かっている二宮さんに『ちょっと寝てきます』って耳打ちして、席を立つ。
メイク落としやコンタクトケースの入ったポーチを持って、部屋を出ようとしたところで呼び止められる。
N「Aさん」
『はい？』
N「どんくらい寝る予定？」
『１時間くらいは寝たいかなと思ってますけど…、あっ、二宮さん仮眠行くところでした？」
N「いや。ちょっと戻ってきたら頼みたいことあるんだけど…いいかな？」
小首を傾げて、まるでアイドルのように微笑む二宮さんの頼み事を断れるはずなんてなくて。
『私にできることなら…』
N「Aさんにしか頼めないことかな。じゃ、よろしくね」
私にしか頼めないことって……なに？
メイクを落として、コンタクトを外した私は、仮眠室に入って(いや、倉庫なんだけど…)、床に無造作に引いてあるマットレスに寝転んで、二宮さんの頼み事について考えていたんだけど。
眠気に勝てる訳もなく…
予定していた１時間を大幅にオーバーして、部署に戻った私を待っていたのは、二宮さんの悪魔の様な笑顔とお願いだった。
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Haruno(プロフ) - keiさん» コメントありがとうございます！みんなから可愛がられる主人公がかなり羨ましく思いながら書いてます（笑）続き、楽しみにしていてください(´∀｀*) (2017年9月13日 5時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます。こんな職場あったら天国ですよねー（≧∇≦）私も働きたいです… (2017年9月13日 5時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - めずらしく翔さんがお優しい(*´ω｀*)しかも、抱きしめてくれる！ニノちゃんには食事に誘ってもらえるし〜(//∇//)続きたのしみにしてま〜す＼(^.^)／ (2017年9月9日 16時) (レス) id: 6133f4f2c1 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - 今日翔くんがかっこいいー！ニノちゃんにも見守られてて幸せもんだわー。この職場に行きたい。 (2017年9月9日 12時) (レス) id: b16eeb3d0e (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます！フワフワしてそうで、やる時はやるっていう智さん！私も大好きです(≧∀≦) (2017年9月9日 9時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2017年7月16日 0時
