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ピンポーン
…「はーい。…あら、Aちゃん。どうしたの？智？」
久しぶりのさとちゃん家。
部屋の電気が付いてたから、今日はいるんだと思って。
放課後にかずと話した、相葉くんの誕生日会のことについて話しに来た。
『はい。いますか？』
智母「今日は珍しくいるのよ。外泊ばっかりで勉強なんてしてないもんだから、昨日、お父さんにしこたま怒られてね。来週から期末でしょ？成績悪かったら、年末年始外出禁止って言われてんのよ」
『ははは(笑)お父さん、怒るなんて珍しいですね』
智母「さすがに高校生は甘やかしちゃいけないって思ったんでしょう。部屋にいるから。あっ、勉強でも見てやって。１人でやっても進まないだろうから」
『私で教えるとこなら…じゃ、お邪魔しまーす』
おばさんから部屋に行くならって、ふたり分のホットココアとショートケーキとチョコレートケーキを受け取って、久しぶりのさとちゃんの部屋をノックした。
O「んだよー。勉強の邪魔すんなよ」
そんなことを言いながらドアを開けたさとちゃんは、目の前にいるのが私だと認識して、少し眉間にしわを寄せた。
『ごめんね、邪魔して。これ、おばさんが…』
さとちゃんの表情に…思った以上のダメージを受けた私は、ケーキとココアの乗ったお盆をさとちゃんに押し付けて帰ろうとした。
私からお盆を受け取ったさとちゃんは「入れよ、一緒食お」って。
さっきの眉間のシワが嘘みたいに、ふにゃって笑った。
部屋に入ると、机には教科書やノートが散らかっていて…
『本当に勉強してたんだ？』
O「おー。年末年始外出禁止とかマジで無理」
『だよね(笑)』
久しぶりのさとちゃんの部屋にドキドキするけど…
さとちゃんは別にそうでもないみたいで。
O「座んねーの？」
テーブルに置いたチョコレートケーキを食べようとしていた。
私もその隣に座って、ショートケーキを食べる。
O「ココアとケーキって、チョット甘すぎんな」
『うん…ちょっと重いね…』
そんなことを言い合って、２人で笑って。
夏に起きた出来事なんて、まるでなかったことみたいに。
本当にただの幼馴染に戻った私たち。
私は今でも思い出すよ。
あの日のさとちゃんの甘い声や吐息…
引き締まった無駄のない体…
かずと体を重ねていても。
あの日のさとちゃんがいつまでも消えないよ…
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Haruno(プロフ) - keiさん» コメントありがとうございます！それぞれの恋する気持ちがどの様な結果を招くのか…最後までお付き合い下さいませ(´∀｀*) (2017年10月26日 21時) (
レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - しゅるるさん» コメントありがとうございます(^^)３人の色んな気持ちが絡まってしまった結果ですよね。。なかなか難しいですが、目指せハッピーエンド(´∀｀*)３人の恋模様にもう暫くお付き合い下さいませ(´・∀・｀) (2017年10月26日 21時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは(*^-^*)あまりの切なさに心がぎゅっとなりました(>_<)和くんがつらくなってしまった気持ちも、今まで自分の気持ちを我慢してる智くんも。最終章が楽しみすぎます。三人を見守りつつ、展開に期待してます(*´ω｀*)いつもありがとうございます。 (2017年10月21日 16時) (レス) id: 6133f4f2c1 (このIDを非表示/違反報告)
しゅるる(プロフ) - どこでボタンをかけ違えたのか。主人公ちゃんが和君を最愛として、サトちゃんに幼馴染みとして接することができるようになったことで、二人の溝が深まってしまったとは。皮肉な事ですよね。これからも三人を見守っていきます。キュンキュンをありがとう。 (2017年10月21日 8時) (レス) id: 6330166f95 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - keiさん» コメントありがとうございます(*´∀`)♪堕ちかけましたよね…危なかったです(°▽°)今回は回想の様な智の登場でしたが、一波乱ある予定の次回はもっと頑張ってもらう予定ですので！また是非、覗きに来てください(*´∀｀*) (2017年9月6日 21時) (レス) id: cb4b34da9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2017年7月15日 23時
