私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が五匹 ページ4

新八くんが説得するも結野さんは決して首を縦に振ろうとしない



「相談してどうこうなる問題じゃないんです ごめんなさい」



結野さんがそういうと銀時が食いぎみに口を挟む



「……やっぱり何かあったんですね話してください 話してもムダかもしれない…でも話すだけで気が少しは楽になるかもしれないでしょう」



「でも…みなさんを危険に巻き込むワケにはいかない」



「危険?どーいう事ですかそんなの聞いたらなおさら引きさがるワケにはいかない」



「………」



だが結野さんは頑固に首を縦にふらない



「結野アナ 私は本当は天気予報なんてホントは当たろうが当たるまいがどっちだっていいんです
私はただあなたの笑顔が見たかっただけなんです
あなたの笑顔を見て一日乗り切る元気をもらう ただそれだけのためにチャンネルをひねってた
毎日毎日」



「………」



「今度は私達の番です協力させてもらえませんか」



「…」



「いいんですか…ホントに…甘えちゃって」



「心配いりませんよこう見えても私ども腕っぷしはたちますから
ちょっとやそっとの危険なんてものともしま」



ドゴォォン



突然家が破壊され、呆然としていると今度はでかい…少なくとも人間ではない鬼のような何かが出てきた



え…



｢チッ気どられたか｣



「東海の神 名は阿明(あめい)
西海の神 名は祝良(しゅくりょう)
南海の神 名は巨乗(きょじょう)
北海の神 名は禺強(ぐきょう)
百鬼を避け凶斉を蕩う(はら)急々如律令ォォォ!!」



そう結野さんが唱えるとそいつは消えていった



あまりのショックに結野さんの後ろ姿とあの鬼によって壊れた家を見つめる



結野さんは笑顔のままこちらを振り向き



「……あの〜」



「こういうカンジなんですけどホントに大丈夫ですか」



むむむむむ、無理でしょ！！無理無理！銀時断ってええええ！！！



そんな思いで銀時をみると銀時もやっとのことで口を開く



「あ…ああ
こ…こ…こういうカンジね… …ハイハイ…こういうパターンねB2パターンね
だ…だ大丈夫だよな全然オッケーだよな ウンA3パターンならやばかったけどこれならイケるな?イケるよな?」







「いけるワケねーだろォォォ
なんだコレェェェなんだ今の化け物ォォ!!なんでお天気お姉さんがこんなのと戦ってんだァァァァァ!!天気予報全然関係ねーだろうがァァ!!」



いやもう全く同意見だよ新八くん

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