私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が二十一匹 ページ20

｢晴明様
確かにこの者たちは呪法が使えないでござんす

占いもできない式神も使えない
この雨を晴らす力もありやせん
でも

クリステル様の笑顔を取り戻す術だけは存じておるでござんす｣



｢それだけはあっしが保証するでござんす｣



そう決意している外道丸さんの目を見て動揺する晴明さん



その様子を見て道満さんが



｢ククク…｣



と笑う



｢!｣



｢最早結野衆に戦える者などおらぬと思っていたが…｣



｢よかろう晴明と共に いやクリステルと共に
貴様らを地獄へと誘ってやる!!｣



｢お天気戦争最終決戦
式神タッグ呪法デスマッチバトルの始まりだァァァァ!!｣



｢待て道満この者達は…｣



そう止めようとする晴明さん



でももちろん止められて止めるタマではなく神楽ちゃんと新八くんが晴明さんの横をとおりすぎ、だいに上がる



｢おい待てといっておるのが聞こえんのか!!｣



｢お義兄たま心配いりませんよ
奴等ならきっと勝ちます
呪法なんぞに負けるヤワな連中じゃありません｣



｢呪法に負けるとかそれ以前にアレ式神じゃないよね｣



そういう晴明さんの視線の先には式神(新八くん)



いややっぱりバレるよね…



そう私は諦めようとするも銀時は意地でも認めない



｢式神です
万事屋の雑務をこなす｣



｢ただの全身タイツはいた雑用係だよね
目泳いでるもの
バタフライしてるもの
バチャバチャいってるもの｣



｢保憲 初戦だ
巳厘野衆の力を思い知らせてやれ｣



｢はっ!!｣



相手の人が出てくると依代を取りだす



｢出でよ
夜叉丸!!｣



そういうとズォォォと音をたてながら大きな鬼神が現れる




《それでは両者揃ったところで式神タッグ呪法デスマッチのルールについて説明します》



｢こ、これ…｣



新八くんこれ絶対…



バタンと新八くんが倒れる



｢バタフライどころかプールの底に沈んだぞ!!｣



《このデスマッチは両陣営3人の術者が各々自分の式神とタッグを組み様々な呪法対決を三戦行い勝敗を決するものです》



｢誰かァァァ 係員をを!!溺れてる人がいます!!早く助けてあげてぇぇ!!｣



《この勝負によって勝負によって死者が出ることがあっても法的機関は一切感知いたしません》



神楽ちゃんに連れられ、上に上がる新八くん



｢ムリィィ銀さんこんなんムリィィ!!」



｢ギ、ギブアップした方が…｣



そう言いかけると銀時に口を塞がれる



「オイィィ無視してんじゃねーぞコラ!!｣

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