私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が十八匹 ページ17

結野衆の人達を部屋に運び終わり、廊下を歩く



｢……まさか天気を左右する争いがこんな所で行われていたなんて…」



改めてそう呟く



未だに実感はわかないけど…



「ご近所トラブルも陰陽師となると…こんな大変なことになるんですね｣



｢みんな…やられちゃったアル｣



｢…ただのご近所トラブルではないでござんす
千年にもわたる結野家と巳厘野家の深き因縁が絡んでおりますゆえ｣



｢外道丸さん…結野アナはこの事…知らないんですよね｣



私達に依頼したということはそういう事だろうと外道丸さんに聞く



｢あっしが情報をシャットダウンしたでござんす｣



｢なんでアルか
結野アナ あんなに苦しんでたのに
教えてあげれば…｣



｢この騒ぎを知ればことをおさめようとクリステル様はまた道満の元へいこうとするでござんす」



「…あっしは結野家と巳厘野家の争いなど正直どうでもようござんす
あっしを調伏しこき使う結野家など潰れても一向に構いやせん
でも…｣



｢クリステル様のあんなさびしそうな顔を見るのは…もう御免でござんす｣



そういう外道丸さん



｢大事に思ってるんですね結野さんの事｣



思わずそう呟いてしまう



彼女の隔てなく人に接する態度故だろうな…



｢クリステル様はあっしが仕えた陰陽師の中で唯一あっしを使い魔ではなく友人のように接してくれた方でござんすから
…それにあの方も
クリステル様に事が知れるのは本意ではないでしょう｣

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｢今日の晩御飯何にしようかー｣



｢焼肉がいいアル｣



｢ちょっと高いなー｣



｢野菜炒め最近やってませんでしたよね｣



｢そうだね〜野菜炒めにしよっか｣



そんなふうに神楽ちゃん達と雑談しているとふと銀時がどこにいるのか気になる



｢少し銀時探してくるね｣



そういい屋敷を見て回る



すると外から外道丸の声が聞こえた



｢晴明様は無数の式神を江戸守護に配し力を分散しているでござんす
一つ所に力を集めればわかりやせんが役職上それはできやせん
いくら最強の陰陽師といえどあの状態では今の道満には勝てないでござんす｣



道満さん?勝てない?



不思議に思っているとどうやら銀時もそこに居たようだ



｢俺達がいけば？そいつは変わるのか｣



銀時の質問に外道丸はボリボリおせんべいを食べながら答える

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