金色夜叉の手記〈文豪ストレイドッグス〉

首領たる者 ページ11

森鴎外はポートマフィアの首領として定期的に見回りを行う。
もちろん護衛(幹部)をつけて。

今日は中也が不在のため、主(とﾜﾚ)が護衛としてついているのだが…



どうしてこうなった！！！



今日は全ての部署？を簡単に見回りして、
特に問題なく終わった、と思ったのだが…



森「矢っ張りエリスちゃんにはこの服でしょ！！」
紅葉「これも良いと思うがのぅ〜」
銀「？！？！💦」


説明しよう！
見回りが終わったので最後に会った黒蜥蜴の銀と《エリスちゃんの服を選ぼうの会》を開いているのだ！！

まあ、銀は巻き込まれただけ、とも言う…


そして今…
首領殿はロリータ(いつも通りとも言う)
主はパンツスーツ
がエリスちゃんに似合うと言い争い？をしている

なんというか…
主が選んだ服はどことなく中也のコスプレのような…
まあ、気のせいだろう。うん。
すっごく見覚えあるけど、気のせい。うん。


紅葉「銀はどう思うかの？」
銀「(悩んでいる)」
『では、両方着てもらってから決めては？』
銀「(頷く)！」

〜試着後〜

森「さあ！」
紅葉「銀、どちらなのかえ？」

銀が指さしたのは…！

主の選んだパンツスーツ！！！
流石は主！


どっちも似合っていたが、普段のフリフリ可愛い服と違っていて良かったのだと思う。

もちろん首領殿は即お買い上げ。
なんなら自分で選んだ方まで買ってる。



そして銀は、
最初よりも柔らかい表情になっていた。



ﾜﾚは常日頃から謎だったのだ。
何故見回りの後に構成員と過ごす時間があるのか。


少しわかった気がする。
首領殿は構成員一人一人を大切に思っており、
恐怖だけでは無い関係性を作ろうとしていたのだ

と、思う。




『銀、今日はどうでしたか？』
銀「…楽しかった、です。」



なら、今日の見回りは成功だな。

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