【ハイキュー】兄弟たちに一か月間の軟禁されました。【ブラコン】

軟禁生活：１日目 ページ2

昨日は喜びのあまり、興奮して眠れなかった。


だって考えてみて？


あんな億劫だった学校に行かなくていいんだよ？


動かなくていいんだよ？


最高じゃん！


なんて喜んでいると、スマホに着信が入った。


見てみると、私がマネージャーをしている烏野高校の男子バレー部の部員からだった。


あ、そっか。朝練の時間すぎてるわ。




A 「おっすおっす！ 大地さん！」


澤村 『おっすじゃねぇよ。なんで朝練こないんだ？』


A 「あれ？ 武ちゃん先生から聞いてないんですか？」


澤村 『なにがだ？』


A 「私、一か月の休学届出したんですよ」


澤村 『休学届！？ な、なんでだよっ』


A 「いやー、それがすっごく面白い話なんっすよー」


澤村 『いや、お前声低いぞ』


A 「バカ兄弟たちに軟禁されたー」


澤村 『……は？』


A 「鎖なんて初めてつけられたんですよー。意外と軽いっすね、これ」


澤村 『くさ、鎖？』


A 「はい。……あ、すいません、これからラジオ配信の時間だから切りますね」


澤村 『はぁ！？ ちょ、待てA！！』


A 「部活、がんばってくださいね！」




とにかく、今はラジオ優先。


ネットを立ち上げて、ヘッドフォンをつける。


はははっ、これからこんな生活を一か月も過ごせるのか。


軟禁生活最高。









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澤村side


澤村 「おい！ おいA！！」




俺の声を無視して切られた電話。


それより、一か月も部活にこない！？


……絶対部活まわらなくなるな。


いや、そんなことはあとだ。


軟禁？ いったいどういうことだ。


A、兄弟のことはいつも楽しそうにしゃべってたじゃないか。


なのに、軟禁されるなんておかしい。




菅原 「大地、どうしたんだ？ Aは？」


澤村 「……放課後の部活でな」




今はまだ、言えない。


自分の気持にも整理をつけるまで、もう少し待ってくれ。

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