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第五十七訓 ページ9

とうとう一日が終わり、授業も終わった。
Aは炊事、洗濯などのやる事をすべて終わらせゆっくり過ごしていた。すると、ガララっと松陽が戸を開けてきた。

「失礼するよA。銀時がお友達ふたりを連れて夜遊びに行ったので迎えに行ってきます」

「…」

「留守番を頼んだよ」

松陽はまたガララっと音を立てて戸を閉め、その場を去っていった。


「………………人が風呂に入ってる時に戸を開けんなッッ!!!!!」

しばらく放心していたAはパッコーンと近くにおいてある桶を戸に投げつけていた。

・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

「…ったく、何でよりにもよって風呂に入ってる時なんだよ…クシュッ」

髪も乾かさずに木刀を片手に寒空の中門のところに座り込んでいた。なぜなら、いくら授業をサボっていたとしても夜は絶対に外出することのなかった銀時が家から出たのだ。加えて今までの松下村塾の悪評を考えれば自ずと答えは見えてくる。

「おい、童。ここで何をしている?」

提灯を持った数名の男が目の前に立っていた。腰には刀をぶら下げており、身なりもいい。世間一般でいう役人だろうことは容易に理解出来た。

「…お勤めゴクローさんでーす。お役人様こそでぇしたんですか?こんな夜更けに」

「童に答える義理はない。松下村塾の吉田松陽はどこだ?」

「…あーいるよ」

あんたらの目の前に

「?何を言っていッ!?」

するとAは役人たちに木刀を振りかざした。

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ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» 返信ありがとうございます!!!お気遣いありがとうございます!!!大変時間がかかると思いますが、リクエスト&更新頑張らせていただきます!!! (2017年8月9日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 検討してくれてありがとうございます楽しみにしてます無理はしないでくださいこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月7日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» コメント&リクエストありがとうございます!!!大好きと言っていただけて感謝です!!!そして初めてリクエストを頂き少々手が震えております。Kの方は申し訳ありませんが、知らないため作成することは出来ませんが、リボーンの方少し検討してみます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!!!そんな…面白いだなんて。゚∵( TДT)∵゚そんな嬉しいこと言ってくださるなんて感激です!!!精一杯頑張らせていただきます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かったです大好きな作品になりました続きがすごく楽しみですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね。 (2017年8月6日 14時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジャンプ大好き娘 | 作成日時:2016年7月12日 0時

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