第五十一訓 ページ3
この世のものとは思えない鬼の表情を目の当たりにした銀時は身の危険を感じ、全身を震わせながら謝罪した。
｢ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!!｣
｢…まぁ今回は素直に謝った事だし許してやるよ。だが、次は無いと思えよ？｣
｢ハイ!!｣
いつもの表情に戻り、Aは何時までも小鹿のように震える銀時から手を離し部屋の奥へ足を進めるため銀時の横をとおりすぎる。
その時ふっと銀時はある匂いを感じ、Aを引き寄せた。
｢…な、なんっ!?｣
Aは引き寄せられて少々驚いた声を上げ、振り向こうとした瞬間。首元からスーッとまるで匂いを嗅ぐような音がした。
｢なぁ、A。お前から男の匂いがするんだけど〜、それも二人｣
｢……｣
｢誰かと会ってたのか？｣
｢……｣
｢なぁA？｣
｢……｣
｢無視かコノヤロー｣
｢……｣
いくら呼びかけても返答しないAに銀時は痺れを切らし首元から顔を覗き込んだ。続けて何か言おうとしたが、それは近づいてきた足音によって叶わなかった。
｢銀時、随分と大胆な行動に出ましたね。だけど、そういう事はもう少し大人になってからにしなさい｣
｢は？｣
足音の正体は言わずもがな松陽だった。まるで最初から二人の会話を聞いていたかのように声を掛けてきた。一瞬、何を言われているのかわからなかった銀時だが、自分の行動を振り返り慌ててAから離れる。
｢わ、わ、わ、わ、わりぃ!!!｣
｢…別に気にしてねぇよ。ただ…｣
｢た、た、ただ？｣
｢…お前もそういうのに興味を持ち始めたんだなって。いやぁガキの成長は速いねぇお父さん｣
Aは松陽の方を見ながらしみじみと言った。
｢そうですねぇ、お母さん｣
｢えっちょっま!!?誰がお父さんで誰がお母さん!?ていうかAは俺と同い年だろ!?ガキもクソもねーだろ!!先生も悪ノリすんなよ!!｣
｢いやぁ、つい｣
｢ついじゃねーし!!｣
｢まぁ、いいじゃないですか。それより私、昨日団子を買ってきたんですよ。Aにはもう言ったんですが銀時が居なかったので…。ようやく全員揃ったので食べましょう｣
｢…えっ？団子？｣
｢はい、団子です。銀時は甘味好きでしょう？｣
松陽の言葉にだんだん顔が青ざめていく銀時。それを見て楽しそうな表情を浮かべ始めるA。
｢…松陽。残念なことに団子はコイツが全部食っちまったんだよ。ひっじょうに残念なことに｣
松陽は笑顔で一時停止した
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ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» 返信ありがとうございます!!!お気遣いありがとうございます!!!大変時間がかかると思いますが、リクエスト＆更新頑張らせていただきます!!! (2017年8月9日 23時) (
レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 検討してくれてありがとうございます楽しみにしてます無理はしないでくださいこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月7日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» コメント＆リクエストありがとうございます!!!大好きと言っていただけて感謝です!!!そして初めてリクエストを頂き少々手が震えております。Kの方は申し訳ありませんが、知らないため作成することは出来ませんが、リボーンの方少し検討してみます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!!!そんな…面白いだなんて｡ﾟ∵( TДT)∵ﾟそんな嬉しいこと言ってくださるなんて感激です!!!精一杯頑張らせていただきます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かったです大好きな作品になりました続きがすごく楽しみですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね。 (2017年8月6日 14時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジャンプ大好き娘 | 作成日時：2016年7月12日 0時
