第六十三訓 ページ15
作戦3
百物語
「これはとある普通の家族の話だ」
桂が蝋燭で顔を下から照らしながら話始めた。高杉はいつも通りに、Aは眠そうに聞いている中、ガタガタとマナーモードの様な音を出しながら真顔の者が一人。
「近所からそれはもう仲のいい家族だと評判だったが、ある日父と母が些細なことで大喧嘩をした。それはものが飛び交うほどだ」
ガタガタガタッ
ガッシャーン!!!
話の進行とともに聞こえてきた音に流石の高杉も身体を揺らす。Aは相変わらずだ。
「すると勢い余って父が母を殺してしまったのだ。焦った父は母を急いで山に連れていき、埋めた」
ザックザックザック
「次の日の朝。幼い娘に母の行方を問われる覚悟で朝食の準備をした。だが、娘は何も言わずに寺子屋へ行く準備をしている。そのまま何事もなく、1日が終わる。父は疑問に思い思わず、娘に尋ねた。」
・・・ーお母さんのこと気にならないのかい?
・・・ー何言ってるの?お母さんは…
「お前の後ろだァァァァァァァァァ!!!」
「「「ぎゃァァァァぁぁぁぁぁぁッ!!!」」」
銀時、高杉、語り部であった桂までもいきなりの乱入者に恐怖の叫び声をあげた。そんななか、眠気に負けたのかAは気にせず夢の中に旅立っていた。
「先生やめてくれよ!!!心臓止まるかと思ったぜ!!!」
「そうですよ、大事なオチが台無しじゃないですか」
「そこじゃねぇだろ」
高杉と桂が乱入者もとい松陽に抗議する。
「いやぁ、皆楽しそうなことをしているなっと…少々乱入してみました。別に仲間はずれが寂しかったとかではありませんよ?相手して欲しいなぁ〜と思っただけです」
「…んぁ?もう終わったか?」
「どんだけかまって欲しいんだよ!!!てかAよくあんな騒音の中寝れたな!?」
「ていうかお前からも言ってやれ銀時!!!…あれ?銀時?」
高杉が松陽に話をしている時、先程から無言の銀時に声をかけた桂だが、後ろを振り返ると真っ白に燃え尽きている銀時がいた。
「お前が怯えてどぉすんだおい!!!」
高杉が銀時を揺する。
「それでは、我々が話をしている時に聞こえた音も先生の計らいですか?」
「音?何のことですか?」
「えっ?先生が私たちを驚かせる為に音を作っていただいたのではないのですか?」
「いいえ?私はただオチを取っただけですよ?」
「「………」」
結果:Aは怖い話に動じない
結果2:銀時は燃え尽きた
結果3:もう百物語しない
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ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» 返信ありがとうございます!!!お気遣いありがとうございます!!!大変時間がかかると思いますが、リクエスト&更新頑張らせていただきます!!! (2017年8月9日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 検討してくれてありがとうございます楽しみにしてます無理はしないでくださいこれからも更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月7日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - ミリアさん» コメント&リクエストありがとうございます!!!大好きと言っていただけて感謝です!!!そして初めてリクエストを頂き少々手が震えております。Kの方は申し訳ありませんが、知らないため作成することは出来ませんが、リボーンの方少し検討してみます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ大好き娘(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!!!そんな…面白いだなんて。゚∵( TДT)∵゚そんな嬉しいこと言ってくださるなんて感激です!!!精一杯頑張らせていただきます!!! (2017年8月6日 23時) (レス) id: a08f40c909 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かったです大好きな作品になりました続きがすごく楽しみですもし他の作品を作る予定なら銀魂の作品でアニメKかリボーンの世界にトリップした銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね。 (2017年8月6日 14時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジャンプ大好き娘 | 作成日時:2016年7月12日 0時