三十三日目 ページ34
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でも、まんばちゃんは相当眠気を我慢していたようで。私がお茶の準備をしている間に眠ってしまった。壁に寄りかかりながら、うつらうつらと船をこぐまんばちゃんを見て、くすりと笑って布団まで誘導する。
寝ぼけながらも歩いて、布団に横になったまんばちゃんが完全に眠りに付く前に
「す、ま、ない……」
と謝ったので、その髪を撫でながら私は微笑んだ。
「話は明日、ね？」
そして朝になって、私とまんばちゃんは正座で向き合う。
まんばちゃんの拳は膝の上で固く握られており、それほど重要な話なのだと悟った。
「その……」
「うん」
ゆっくりでいい。
例え時間が何十分、何時間かかってもいい。
話したくなるときに話せば良い。
私は一言一句聞き逃さないように努めようと思った。
「実は……あ、主から貰ったぶれすれっとが……」
そこまで言われて、まんばちゃんの左腕を見る。その服の袖は、きっちりと下げられていてブレスレットをしている様子はない。
「壊れちゃった？」
優しく問いかけるが、彼はふるふると首を横に振った。じんわり涙目で、見ているこっちが切なくなる瞳だ。
「な、無くしてしまったんだ……。畑当番をする前に外して、部屋に置いておいたんだが、帰ったら無くなっていた……。俺は、最低だな……」
だから数日前に何かを探すような仕草をしていたのか。納得して、まんばちゃんの頭を撫でた。
「頑張ったね。話してくれてありがとう。じゃあ、また一緒に万屋行こう？」
「主っ……！」
「だから、泣かないの」
ついに空色の瞳から零れ落ちた涙を指で掬う。これはよく母がやってくれていたたことだ。私も見習ってそうしているとまんばちゃんは「怒らないのか……？」と、恐る恐る聞いてきた。
「怒らないよ。また、作ってあげるから」
「すまないっ……」
「うん」
そんな会話をしているとき、大きな音を立てて襖が開いた。
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華骸(プロフ) - 小豆☆抹茶さん» コメントありがとうございます！ 分かってくれますか、まんばちゃんの可愛さを！ 同士ですね(о´∀`о) これからもたくさんまんばちゃんを愛でていきましょう！！ (2017年3月22日 21時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
小豆☆抹茶 - まんばちゃんの愛らしさ…凄く分かります！私も、初期刀まんばちゃんです!まんばちゃんです!!!!!! (2017年3月21日 18時) (レス) id: 62f8b9fffc (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 亜乃歌さん» コメントありがとうございます！ やはりまんばちゃんですよね！ みな、違った可愛さが有りますが、まんばちゃんは放っておけないタイプだと私は思います(笑) 読んでくださりありがとうございました！(ノ´∀｀*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 沖田凛和さん» コメントありがとうございます！ これは私の妄想の小説になりますが、実際にこんな感じだと可愛いですよね！ と言うか、まんばちゃんの全部が可愛いですよね(*≧∀≦*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
亜乃歌(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ちなみに私も初期刀まんばです(´▽｀*) (2017年1月25日 21時) (レス) id: a5d27731cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年9月24日 21時
