十五日目 ページ16
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まんばちゃんが新しい遊びを始めました。
「主さん。また……」
「わ、分かったよ」
堀川くんに呼ばれ、これから出陣するはずのまんばちゃんのもとへと向かう。
実はかれこれここ数日、ずっと同じ調子なのでさすがに私も疲れるというか、何と言うか……まんばちゃんは色々こじらせているんだと思う。
「まんばちゃん？ 入るよ」
部屋の中では布団にくるまった初期刀がいる。
「今日はどうしたの？」
近くによって問えば、頭だけ布団から出して何故かドヤ顔をしながら
「頭が痛くてな」
と、答える。
まんばちゃん、頭が痛かったら普通はドヤ顔なんて出来ないんだよ。
「うん、そっかぁ。薬研に薬頼まないとね」
「や、薬研には言わなくていい……。それより一日面倒をみてくれないか？」
そわそわしながらと言ってくる。
もうお気づきだろうが、最近の遊びとは「仮病ごっこ」だ。こうして部屋に篭っては、今のように頭が痛いやらお腹が痛いなどと訴えてくる。
最初のうちはもちろん私も心配で一日看病してたけど、後に堀川くんから「心配してほしくて嘘ついているだけですよ」と情報が。
だから今では付き合いつつも、それとなく出陣して貰えるように頑張る日々である。
でもいつまでも甘やかしてはいけない。
ここは心を鬼にしないと。
今日こそは言おうと決め、まんばちゃんの瞳を見つめた。
「そうだね。でも私も仕事たくさんあるし、薬研に頼んだ方がいいと思うの。安心して、長谷部にお願いして出陣も書類整理も手伝って貰うから」
「主、お呼びですか！？ 」
「そ、それはっ……！」
揺れてる……。
と言うか長谷部も行動が早い。
「長谷部、悪いんだけど今日一日近侍をお願いできる？」
「お任せください！」
「わぁ……いい笑顔だね……」
「だ、だめだ！ 長谷部だけは」
「そう？ じゃあ、堀川くんに……」
長谷部に近侍を変えると言った途端に、布団から勢いよく起き上がるまんばちゃん。その後、堀川くんにすると言ったら肩を掴まれ駄目だと言われた。
「分かったよ、まんばちゃん」
「主」
「その代わり、今後仮病なんて使っちゃ駄目だよ。心配になるから。誉れとったらご褒美だってあげるし、頼りにしてるよ
・・
隊長」
「……行ってくる」
「行ってらっしゃい」
頼りになる、と言うとまんばちゃんが喜ぶのは分かってる。
これも堀川くん情報と言うのは私だけの秘密だ。
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華骸(プロフ) - 小豆☆抹茶さん» コメントありがとうございます！ 分かってくれますか、まんばちゃんの可愛さを！ 同士ですね(о´∀`о) これからもたくさんまんばちゃんを愛でていきましょう！！ (2017年3月22日 21時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
小豆☆抹茶 - まんばちゃんの愛らしさ…凄く分かります！私も、初期刀まんばちゃんです!まんばちゃんです!!!!!! (2017年3月21日 18時) (レス) id: 62f8b9fffc (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 亜乃歌さん» コメントありがとうございます！ やはりまんばちゃんですよね！ みな、違った可愛さが有りますが、まんばちゃんは放っておけないタイプだと私は思います(笑) 読んでくださりありがとうございました！(ノ´∀｀*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 沖田凛和さん» コメントありがとうございます！ これは私の妄想の小説になりますが、実際にこんな感じだと可愛いですよね！ と言うか、まんばちゃんの全部が可愛いですよね(*≧∀≦*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
亜乃歌(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ちなみに私も初期刀まんばです(´▽｀*) (2017年1月25日 21時) (レス) id: a5d27731cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年9月24日 21時
