検索窓
今日:43 hit、昨日:14 hit、合計:401,638 hit

十三日目 ページ14

.


主が珍しく酒を飲んだ。
弱くても少しだけなら大丈夫と酒に口をつけたのが二時間前。


今では……



「ふふ、まんばちゃーん!」




すっかり出来上がってしまっている。




「主、飲み過ぎだ」


「あっはっはっはっ! いやぁ、皆可愛いね! 今日はこのまま皆で寝よー!」


「主さまと一緒に寝たいです……」


「ボクもボクも!」



止めようとしたがその言葉に反応した短刀達が主に群がる。誰かこの事態を止めてくれ。


しかしこんなに飲ませたのは誰だ……



「和泉守!」


「なんで真っ先にオレを見るんだ。言っとくが勧めたのは薬研だぞ」


「な、んだと……」


「悪いな」



賑やかな席。
そこに似つかわしくない短刀の一人が、主をこんな風にした犯人だという。


経緯はどうだっていいが、主が酔って可笑しくなるのはごめんだ。




「ふふ、まんばちゃんの布はお餅かな。わらび餅にしたら食べられるかもね」


「何言ってんだ、あいつ」



すまない主。俺にも何をいっているのか分からない。



「ごめん、山姥切くん。主を部屋に運んでくれないかな?」


「分かった」



申し訳なく謝ってくる燭台切に了承し、俺は主を背負って部屋へと運んだ。



「よっ! 色男! ひゅ〜」


部屋を出る前、次郎太刀が冷やかしてきたのであとで絞めようと誓った。

十四日目→←十二日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (467 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
737人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華骸(プロフ) - 小豆☆抹茶さん» コメントありがとうございます! 分かってくれますか、まんばちゃんの可愛さを! 同士ですね(о´∀`о) これからもたくさんまんばちゃんを愛でていきましょう!! (2017年3月22日 21時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
小豆☆抹茶 - まんばちゃんの愛らしさ…凄く分かります!私も、初期刀まんばちゃんです!まんばちゃんです!!!!!! (2017年3月21日 18時) (レス) id: 62f8b9fffc (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 亜乃歌さん» コメントありがとうございます! やはりまんばちゃんですよね! みな、違った可愛さが有りますが、まんばちゃんは放っておけないタイプだと私は思います(笑) 読んでくださりありがとうございました!(ノ´∀`*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 沖田凛和さん» コメントありがとうございます! これは私の妄想の小説になりますが、実際にこんな感じだと可愛いですよね! と言うか、まんばちゃんの全部が可愛いですよね(*≧∀≦*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
亜乃歌(プロフ) - めっちゃ面白かったです!ちなみに私も初期刀まんばです(´▽`*) (2017年1月25日 21時) (レス) id: a5d27731cf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:華骸 | 作成日時:2016年9月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。