十二日目 ページ13
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近侍のまんばちゃんが熱心に紙を見つめる……。
「主」
「なぁに？」
「この漢字……何て読むんだ？」
すると隣に控えていたまんばちゃんが書類を指差しながら、私に尋ねてきた。
「どれどれ？」
彼の指を辿っていくとそこには
“隙”
の文字が。
これ知ってる。
まんばちゃんは私に「好き」と言わせたいんだろう。
どうしよう……。素直に答えてもいいけど、まんばちゃんのこの期待……つい、意地悪したくなる私は意外とSなのかもしれない。
「え？ この漢字？ え〜と、何だったかな……」
「！」
するとまんばちゃんの目が見開かれ、次の瞬間には目を泳がせた。計画を打ち砕かれてどうしようか悩んでいる表情だ。
「う〜ん、ここまで出掛かってるんだけどな」
そう言って喉の辺りを指す。
「が、頑張ってくれ主」
「ふふ」
応援するほど言って欲しいんだ。そんなまんばちゃんが可愛くて、これ以上は意地悪出来そうにない。
「あっ！ “すき”だよ！」
────ブワッ！
まんばちゃんから舞い上がる桜の量はここ最近の桜なんかよりもはるかに多い。だからあっという間に部屋の中の桜が積もった。
「主、もう一度」
「すきだよ」
他の本丸だと、長谷部には耳と尻尾が見えるという。しかし私の本丸ではまんばちゃんがそのポジションだ。
今、ピンと立てた耳とぱたぱたと勢いよく振る尻尾がまんばちゃんから生えている。
彼の姿に笑うと、今度は抱きついてきた。
そんなまんばちゃんに追い討ちを……。
「大好き」
まんばちゃんの耳許でそっと囁く。
────ブワァァァァア！
その日私にも桜の花びらが付着し、すれ違う刀剣たちに「ご機嫌だな」なんて笑われた。
─────────
開いたら通知がたくさんでびっくりしました！
最高14位って、お気に入りが120人超えって……評価30って……コメントって……(゜ﾛ゜;ﾉ)ﾉ
そんな……そんな……
ありがとうございます！ ♪(ｏ・ω・)ノ))
掛け持ちしているため毎日の更新は無理ですが、まんばちゃんの為、皆様のために完結目指して頑張ろうと思います！
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華骸(プロフ) - 小豆☆抹茶さん» コメントありがとうございます！ 分かってくれますか、まんばちゃんの可愛さを！ 同士ですね(о´∀`о) これからもたくさんまんばちゃんを愛でていきましょう！！ (2017年3月22日 21時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
小豆☆抹茶 - まんばちゃんの愛らしさ…凄く分かります！私も、初期刀まんばちゃんです!まんばちゃんです!!!!!! (2017年3月21日 18時) (レス) id: 62f8b9fffc (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 亜乃歌さん» コメントありがとうございます！ やはりまんばちゃんですよね！ みな、違った可愛さが有りますが、まんばちゃんは放っておけないタイプだと私は思います(笑) 読んでくださりありがとうございました！(ノ´∀｀*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - 沖田凛和さん» コメントありがとうございます！ これは私の妄想の小説になりますが、実際にこんな感じだと可愛いですよね！ と言うか、まんばちゃんの全部が可愛いですよね(*≧∀≦*) (2017年1月26日 18時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
亜乃歌(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ちなみに私も初期刀まんばです(´▽｀*) (2017年1月25日 21時) (レス) id: a5d27731cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年9月24日 21時
