第三十九話 検非違使出現 ページ41
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「いやだぁぁぁ！ Aに１日会えないのはいやだぁぁぁぁ！」
「うるさいよ」
今日の午後、加州が第一部隊に組み込まれたことで１日ゆっくり休まなければならなくなってしまった。
Aがこっちに来たときから毎日一緒だったから加州にこれは辛いみたいだ。
「A……A……」
「Aはまだ熱があるんだ。触らないでくれるかい？」
「はぁ、何だと!?」
フシューと、まるで猫みたいに威嚇してくる加州。でも、残念だね。たまにはいいんじゃないかい？
やがてはぶつぶつと暗い顔をして何かを呟きだした。屍だ、屍と化している。それを同じく第一部隊の太郎太刀が慰めていた。
そして翌日───
「い、行ってくる」
「ははは、心配するな加州よ。俺がしっかり面倒を見るからな」
「じじぃじゃ頼りにならないし、むしろ危険なんだけど」
「はぁ、仕方ないね。ほら」
ふてくされている加州にAを近づける。まだ微かに元気がないものの昨日より熱はない。加州の顔がたちまち明るくなった。みんな苦笑い。
因みに第一部隊は、加州、太郎太刀、獅子王、蛍丸、同田貫、青江だ。蛍丸もAの頭を数回撫で、ふふふと笑みを溢す。
「じゃあ、重傷になる前に帰還してね」
「了解」
ゲートが開き、厚樫山へと向かう第一部隊。皆錬度は高いけれど、どうやら新入りを迎えたいらしく……。
ゲートの向こうへ消えていく彼らは微かな殺気とともに消えていった。
帰って来た彼らは重傷にはなっていないものの、皆ボロボロになっていた。中傷の太郎太刀、同田貫から手入れ部屋へと入っていく……前に、加州が二振りの刀を主に差し出した。
「途中で検非違使と遭遇してさ、何とか勝ったよ」
「まぁまぁ。ありがとう。無理しないで、ささ、こっちに横になって待ってて」
ドタドタと忙しない足音が聞こえる。
きっと疲れているだろうとみんなのもとへ、Aを連れていく。
手入れ部屋付近の空き部屋に横になる４人。彼らはAを見ると微笑みを浮かべ、傷だらけの手を伸ばす。それが酷く痛々しかった。
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
