第十話 粟田口 ページ12
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「うぇぇぇえん！」
「ちょっと、泣き止まないじゃん」
「安定の抱っこが下手なんじゃないの？」
「やっぱりぃ、お母さんが恋しいんだよ。だからボクが……」
「乱、勘違いするな。お前は母親でもなければ女でもない」
「ちょっ！ 薬研兄、酷いんだけど！……正論だけど」
「でも乱のせくしーしょっと写真は審神者に飛ぶように売れるたい！」
「お前ら、そんな事してたのか」
「やっぱりここは大将に」
「厚！ 大将は今仕事中だし、今日は俺達が世話するって言っただろ？ 頑張ろうぜ！」
「後藤……」
「平野、何かいい案は思い浮かびましたか？」
「やはりここは大人しくいち兄を待った方が……」
粟田口部屋に行くと、皆固まって何やら話し込んでいる。依然として泣いているA殿を必死に落ち着かせようとする者。別の案を考える者。もはや言い合いをしている者。
襖を開ける前田と平野が私を呼び、それに反応した他の弟たちが寄ってきた。
「ほら皆。落ち着いて」
「……はい」
「な、何をしても……A様が泣き止まなくて……いち兄、助けてください！」
「出来る限りのことはしたのですが」
不安げに私を見つめる五虎退と秋田の頭を撫でる。そうして、よく頑張ったね。と誉めれば、ほっとしたような表情をしたため、私も安堵の息を吐く。
「ほら、ミルクを作ってきたから誰かあげてくれるかな？」
「はいはーい！ 俺あげたい」
「兄弟……大人げないぞ」
「じゃあ、今回は鯰尾にあげてもらうよ。他のみんなもやり方をみて覚えるんだよ？」
今回鯰尾に頼んだのは他でもない。鯰尾はしっかりしているし、器用である。彼を筆頭に皆が協力してくれたら私は嬉しい。
「楽しみだなー」
……頭の毛がすごい勢いで動いているのは、見なかったことにしよう。
────────
書いているうちに一期の口調が分からなくなってきます。
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華骸(プロフ) - 彼岸さん» ご指摘ありがとうございます！ 勉強不足でした、すみません……。これから書き直してきたいと思います！ 期待に応えられるような作品に近づけられるよう頑張ります(o゜◇゜)ゝ (2016年5月15日 15時) (
レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - 三日月ほとんどあなやしか言ってないじゃないですか。もう少し頑張ってください (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸 - あなやの使い方間違ってるよ (2016年5月15日 1時) (レス) id: 1299317818 (このIDを非表示/違反報告)
華骸(プロフ) - kotoさん» 返信おくれてすみません！ 喉は大丈夫ですか？ リクエストして貰えたのが嬉しくて直ぐ様書きました(笑)喜んでいただけたなら幸いです(о´∀`о) (2016年5月9日 19時) (レス) id: 31ae3f7e34 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - 夜中(※丑三つ刻)に布団の中で続き読んでたら声にならない声で叫んでました。(ひぃ、喉痛い。)リクエストにこんなに早く対応して頂けるとは……ありがとうございます！(*´∀`*) (2016年5月9日 2時) (レス) id: cd7f3fd207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華骸 | 作成日時：2016年4月6日 20時
