マスターの親友 ページ6
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とは言っても…
ドアの前まで来てみたはいいものの、こういうことははじめてだからどうしていいのかよくわからない状態。
何故マスターの親友はわざわざ私を呼んだのか。
マスターは言ってなかったけど今個室を利用しているお客様が芸能関係というのはなんとなく予想できる。
マスターの態度からしてね。
それに芸能関係に興味が無いって言った私に対して特に反応を示さなかったのが何よりの証拠だろうしね。
さて…そんなことはいいとして…
この状況をどうするか…
まぁ、会ってみない事には何も始まらないから取り敢えず入るか。
「失礼します。従業員の星野と申します。」
？「どうぞ」
中からはどこかで聞いたことのあるような、そして、どこか落ち着く声だった。
まぁ、芸能関係の人だったらもしかしたら聞いたことあるかもしれないからなんの不思議もないか。
なーんて思いながら
失礼します。と言いドアノブを捻った。
「ご要件はなんでしょう？」
？「君の名前を教えてくれないか？」
そう言ったのはどこかで見かけた人だった。
誰だったっけ？…お母さんがよく見ていたような…
…思い出せないわ。
ってか何故名前…？
「…星野ですが。」
？「フルネームは？」
「…失礼ですが、なぜ名前を言わなければならないのでしょうか？」
うん、なんかごめんなさい。
普段だったら教えるんだけどなんか…うん。
反発しないとダメな気がした。
なんでかはわからないけど…
？「あ、名前言ってなかったね。
俺は五十嵐 広行。
EXILEのHIRO。
よろしくな。」
「五十嵐さん…
よろしくお願いします。」
五十嵐さんの目が…
圧が…
「…星野 Aです。」
HIRO「星野…Aさんか…
明日もまた歌うのか？」
「明日ですか？
…明日に限らずあの時間帯には常に歌っていますが…」
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作者名：舞香? | 作成日時：2018年5月13日 22時
