気になるあの娘は先輩グループの紅一点【Kazuma.K】

紅一点 ページ6

※8年程前のお話



彼女を知ったのは10年以上も前だけど、
自分の先輩にあたる人物だなんて知ったのはつい最近。


それは、RAMPAGEとして成立しはじめた頃だった。



ある日のこと、
廊下から聞こえた笑い声に
慎、樹、翔平、翔吾が反応してすごい勢いで出ていった。

それに驚いて残された俺たちは廊下に耳を傾けた


『おー、びっくり
みんな変わんないねー』

慎｢Aさんには言われたくないです｣

樹｢1番変わんないですよ｣

翔平｢2年しか経ってないですよね｣

翔吾｢でも、その2年ってなかなかじゃない？｣

『君たち私をなんだと思ってんの(笑)』


LDHに女の人、その時はE-girlsの先輩だと思っていた。
でも、よくよく考えてみれば違って、
ますます分からんかった


慎｢楽屋来ます？多分またしばらく帰ってこないので｣

『え、でもうちのメンバーの倍人数いるからなぁ…(苦笑)』

翔平｢大丈夫ですよ、全員いい人たちばっかりなんで｣

『…いや、いいよ。
みんながとりあえず落ち着いたら会いに来るね』



そう行ってどっかに帰って行ったらしかった。

翔吾｢あれ、開かない｣


樹｢…え、大丈夫ですか｣



突然開いた扉により全員一斉に雪崩のごとく倒れた。




北｢さっき誰と話してたの？｣

慎｢EXPG時代からお世話になってる深鞠 Aさんです｣

翔吾｢面倒見良くてGENEさんのサポートやってる時から
世話焼いてくれてたんです｣

翔平｢GENEさんの正式メンバーです｣

｢GENEさんの正式メンバー…？｣


名前は知っている…けどその子って


｢女優ちゃうん？｣

樹｢女優も並行してやってますよ
でも、ダンスが好きな役にのめり込むために
ダンスの知識叩き込んだらどっぷりハマったらしくて
ダンサー目指したみたいです｣

陸｢でもさ、不思議なのがさ
なんでGENERATIONS所属なんだろうね｣

｢俺もそこは引っかかります｣

慎｢意図的にって玲於さんが言ってました。｣

慎の言うその意味は分かりそうで分からんかった。




だから敢えて知らないフリをした。




"意図的に"EXILETRIBEの仲間入りをした女の存在を。

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